志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

過去問の得点

こんにちは。

 

10月に入り,中3生たちにも過去問を始めるように指示しました。

国語と英語だけですが,範囲が終了したので過去問演習に入れます。もちろん,成績の良い生徒さんで,基礎が固まっていることが前提ではあります。

過去問は最良の教材ですので,どんどんと取り組んで得点力を上げていってくださるでしょう。

 

さて,受ける入試の種類や学校,個々の状況にもよるのですが,初めて過去問を解いたときには,ほとんど点数を取れないことがあります。

たとえば,東京で都立の中高一貫校を受検する小学生たちを教えていたときには,最初に過去問を解かせてみると,合格する子でも20~30点くらいしか取れないことが少なくありませんでした。稀に0点に近い点数を取っていた子でも,合格することもあったくらいです。

難しい問題だと40点,簡単な問題でも60点程度で合格する入試でしたので,過去問が取れないのは当然でしょう。

 

大学入試とか,私立の中学入試でも,それに近いものはあるでしょう。合格ラインが6割くらいのところが多いかと思います。

はじめて解いてみて,50点くらい取れていればかなり有望だと言えるでしょう。40点くらいだったとしても,まだまだ伸びますので,しっかりと取り組めば十分に合格できるレベルでしょう。もっと低くても,まだまだ大丈夫である場合もあります。悲観しすぎるのはよくありません。

 

過去問を解く意味はいろいろとあります。

志望校の出題形式に慣れることができ,志望校の問題に対応する力がついていきますし,時間配分や本番での心構えや考え方などを理解することもできます。

できないところを洗い出す「健康診断」のような意味合いもあります。

あくまで教材として勉強するものが過去問です。繰り返しますが教材です。とくに取り組み始めた頃は,点数を気にしすぎないほうがいいでしょう。

 

あまりに足りていない場合は,また別の戦略が必要ですが,勝負になるような水準の点数が取れていれば,過去問の演習と復習,二度目の演習と繰り返していくうちに,だんだんと点数が取れるようになってきたと実感できるはずです。

 

必ず伸びる,必ず合格できると信じて,努力をつづけてみましょう。

いいことが起きるはずです。

 

では。