志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

正月特訓のお弁当の話

こんにちは。

 

以前に勤めていた塾の正月特訓でのことです。

ある生徒さんが,段ボール箱いっぱいのみかんをもってきてくださいました。ご親戚からいただいたそうです。

その教室は大きなターミナル駅の近くにあります。正月特訓も100人近く受講していたでしょうか。みんなが食べられくらいの数のみかんがありました。

その生徒さんは,ふだんは電車で通ってくださっていたのですが,さすがにみかんを運んで電車で来ることはできません。その日はお父さまが車で送ってくださったそうです。

 

その生徒さん,先生やスタッフに「みんなに配ってください」とみかんを渡すわけではなく,お昼休みにご自分で配って歩いていました。顔を合わせたことのない別のコースの方にみかんを配るのは勇気がいるだろうと,私も「静岡産(産地は知りません)のおいしいみかんだよ。これは偏差値が5上がるみかんだよ。」などと適当なことを言いながら,一緒に配って回りました。

もちろん,みかんは私も大変おいしくいただきましたし,みなさんに好評でした。

 

生徒さんも本当にいい子でしたし,ご家庭の暖かさもよくわかります。

こういう生徒さんは,必ず合格するものです。

 

お弁当といえば,講習中は朝から夕方まで塾で勉強するぞと,お昼を持参して通ってくださる方も多かったです。

ある小学6年生の方は,この子は兄弟姉妹が多くてまだ小さな妹さんもいらしたため,ご自分でお弁当を作ってもってきていました。自立した大人です。こういう子も,入試は必ず成功しますね。

 

逆に,正月特訓のとき,こんなお弁当は食べたくないと,マクドナルドへ行った子がいました。かなり豪華なお弁当でしたし,お正月の雰囲気も演出された内容でした。それでも食べたくないと。

ちょっと心配になりますね。入試だけではなく,今後の人生についても。

 

お弁当一つでは足りないと,お弁当持参でやってきたスポーツ少年(もちろん勉強もできます)もいました。そして,ガシガシと両方たいらげます。

こういう方も幸せな人生を送られることでしょう。

 

勉強が得意な子どもたちが多い教室でしたが,好き嫌いする生徒さんは本当に少なかったです。ご家庭がしっかりしていることがわかりますね。

勉強ができるようになるのも納得です。

 

では。