こんにちは。
高校時代,イヤホンを付けて音楽を聴きながら授業を受けている同級生がいました。もちろん,学校では認められていません。できそうな授業を選んで隠れて音楽を聴いています。
制服の内ポケットにウォークマンを入れて,イヤホンのコードを袖に通し,頬杖をついてイヤホンをした耳元を隠しながら聴いていたわけです。ほめられたことではないですね。
サラリーマン時代,満員電車で通勤していました。いろいろと苦痛は多いのですが,イヤホンの音漏れがもっとも不快でした。
世界を認知するのに,人それぞれ優位な感覚があるそうです。多くの方は「視覚優位」だそうです。私はおそらく「聴覚優位」で,中には「触覚優位」の方もいらっしゃるそうです。たぶん聴覚に頼っているので,あるべきではない雑音が本当に不快だったのでしょう。音漏れ対策として,私自身がウォークマンを聴きながら通勤していました。
もちろん音漏れには注意していましたし,英会話の教材を聴くことが多かったでしょうか。
職場などでも,雑音が気になる場合はあるでしょう。
塾の自習室もまたしかりかと思います。
職場でいえば,キーボードをたたく音がうるさい方がいたり,ぶつぶつと独り言をつぶやく方がいたり,想定外の音が気になることもあるでしょう。
音漏れはいけませんが,音楽を聴きながら周囲の雑音をシャットアウトするというのは,認められるべきだなと考えました。これも配慮の一つでしょうし,共生社会というものでしょう。
場合によっては,チック症を抱えるかたもいらっしゃるでしょう。もちろん,社会で尊重されるべき存在ですし,私も個人として尊重いたしますが,同時にこちらもウォークマンを使用して雑音を遮断することを認めてもらうべきでしょう。それが互いに尊重するということですね。
戻って,授業中にウォークマンを聴いていた同級生ですが,今から考えると,そのほうが集中できると本人が考えているのであれば,それでいいのかもしれないなと思います。(おすすめはしません。)
つまり,多様な方が存在し,それぞれが尊重し合う現代社会においては,さまざまなルールとその運用については,もっと柔軟でいいはずだとは思っています。
では。