こんにちは。
昨日,札幌市教育委員会より札幌開成中2024年入試の出願状況が発表されました。
https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/sidou/shutuganjoukyou.html
令和6年度入学者選考出願状況(PDF)
https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/sidou/documents/r6syutugan.pdf
倍率は3.06倍となっています。
なお,数値等につきましては,私の間違いも考えられますので,必ず教育委員会発表のものもご確認願います。
倍率の推移を載せてみます。
2015年 10.55倍
2016年 5.91倍
2017年 4.71倍
2018年 4.58倍
2019年 3.69倍
2020年 3.71倍
2021年 3.45倍
2022年 3.22倍
2023年 3.49倍
2024年 3.06倍(NEW)
札幌開成中の受検倍率は下げ止まったかなと思っていたのですが,2024年入試では前年よりも大きく下がり,過去最低の倍率となっています。
上がり下がりしながらも,長期的には漸減していくのかもしれません。
ここまで倍率が下がってしまうと,一次試験だけの倍率は1.53倍となり,3人に2人が二次試験へと進むことになります。あまり学力が高くはない志望者の方にも大いにチャンスがあるため,入学者の学力格差が大きくなり,学年全体としての学力は低下するかもしれません。
個人的には,選考方法を見直す必要があると思っていますが,あくまで「適性検査」であり,学力で選考しているわけではないという建前ですので,このままの選考方法はつづくでしょう。
進学校というよりは,ユニークな教育で人間としての総合力を伸ばすような学校であるということは,理解していただく必要はあるでしょう。
いよいよ2024年入試まで1か月半となりました。
今後は過去問の演習がもっとも大切な学習となるでしょう。可能であれば,答案の添削をしてもらい,復習して解き直しをしましょう。ものすごく力がつきます。
では。