志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

過去問を通しでやってみる

こんにちは。

 

大学入学共通テストでは,国公立大学志望の方は,科目数が大変に多くなります。

受験する学校にもよるのですが,2025年入試(現高校2年生)からは「情報」という科目も試験に加わるため,多い方だと「国語・数学①・数学②・英語リーディング・英語リスニング・理科2科目(物理・化学・生物・地学から2科目選択)・社会2科目(日本史・世界史・地理・倫理などから2科目選択)」と,6教科9科目を受験することになります。

(科目名などは正式名称で書いていません。もう少し複雑な制度ですし,受験校によっても必要な科目が異なりますので,正確な情報が必要な方は,各大学のホームページなどでご確認願います。)

 

科目数が多いので,試験は2日間にわけて行われるわけです。

ところが,模擬試験の場合にはそうはいきません。多くの共通テスト模試は1日で行われるでしょう。たぶん12時間くらいの拘束時間になるかと思います。へとへとになることが予想されますね。

 

私の時代は大学入試センター試験でしたが,5教科6科目の受験で済みましたし,模試も夕方には終わっていました。今と違って昔のセンター試験は簡単でしたので,時間が余る科目も多く,さほど疲れた記憶はありません。

 

東大や京大,一橋などの一部の国立大学は,1日で試験をやるには少し時間が長いということで,二次試験も2日間にわけて行われます。

しかし,模擬試験の場合にはこれも1日で終わられる必要があります。難問と長時間格闘をつづけるわけで,これは本当に疲れてへとへとになりました。

 

受験にも体力が必要です。また,長時間の集中を持続するため,万全の状態で臨む必要があるでしょう。模試よりは張り詰めた精神状態で行う本番の試験は,想像以上に疲れるものでもあります。健康管理と体力の維持も心がけてくださいね。

 

そして,現在は過去問演習に取り組んでいる方が多いと思いますが,日曜日などの丸一日時間が取れるときには,本番と同じスケジュールで過去問演習に取り組んでみるといいでしょう。

本番の時間割通りに,5科目全部を一日で解いてみるわけです。模擬試験で似たような練習は行っていますが,これからは模試をもう受けない方もいらっしゃると思いますので,価値の高い練習になるでしょう。

もちろん,復習が一番大切です。

 

では。