こんにちは。
連休明けの火曜日に,北海道では公立高校の推薦入試が行われます。受験する生徒さんたちは,昨日学校から上靴を持ち帰っていました。いよいよどなあという思いと同時に,ある思い出がよみがえりました。
かなり昔の教え子の話です。
この方は公立高校の推薦入試を受けました。面接も上手にお話します。教室でも目立つくらいの整った容姿で印象が悪くなるはずもない。そして作文では驚くほどすてきな文章を書きます。内申点も問題ない。
試験当日の朝,遅刻しそうになったそうです。それで,近くの駅からは走って試験会場に向かったそうです。集合時間ぎりぎりに到着し,間に合ったとほっとしたのもつかの間,上靴をはこうとしてリュックを降ろすと,なんと片方しかなかったのだそうです。走っているときに落としたのだと気がつきました。
受付で高校の先生がスリッパを貸してくださり,それで試験を受けたそうです。面接では,受付にいらした先生が面接官で,朝のスリッパの方ですね,などと最初に声をかけられたそうです。
この辺りで,もう勝負あったのかもしれません。
面接の前には作文があったのですが,試験終了後には,受験番号を書き忘れたことにも気がついたそうです。
試験には遅刻しないよう,必ず余裕をもって行動したいものです。
また,とくに北海道の場合には,集合時間前に着いてもいけません。時間になるまで外で待たされることになるでしょう。
また,これも厳密なルールがあるわけではないでしょうから,地域や学校によって対応は異なるでしょうが,次のような生徒さんも知っています。
高校入試に遅刻をして,1時間目の国語の試験が開始されてすぐあとに入室したそうです。試験は受けさせてもらうことができ,無事に5科目を終えたそうです。
しかし,結果は不合格。ところが得点開示で点数を調べると,合格ラインを大きく超えていたそうです。遅刻した時点で失格という扱いだったのでしょう。
どうか,遅刻だけはしないよう細心の注意を払って,入試本番,がんばってください。
では。