志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

面接でつく差とは?

こんにちは。

 

前回の記事で「面接では差がつきにくい」と書きましたが,このように推測される理由を書きたいと思います。

 

現在の制度はわかりませんので,私が東京にいた2017年までのお話になりますが,東京都立高校の推薦入試と神奈川県立高校の一般入試(すべての学校で面接がありました。)では,面接の得点に関しても,得点開示が行われていました。

その結果を見ると,だいたいみなさんが面接では高得点を取られています。しっかり練習しているわけですから,当然の結果でしょう。

したがって,神奈川県の入試では,学力試験の結果が大きくものをいい,都立の推薦入試では,内申と面接はみなさんが高得点で,集団討論や作文で合否が左右される印象がありました。

 

それでも,この生徒さんは立派だなあと感じる方は,推薦入試ではほぼ合格していましたし,面接の得点を見ても,かなりの高得点をたたき出していることが多かったです。

差がつかないといっても,人間性が優れた方はわかるもので,面接では有利になると言えます。

 

では,優れた人間性を発揮して,面接で高得点を目指すことは可能でしょうか。

これは残念ですが,みなさんの15年間の人生の中で涵養されてきたものの集大成ですので,一朝一夕でどうにかなるものではありません。

しかし,一つだけ言えることがあります。各学校から「入学者の受入れに関する方針」が発表されていて,理想の生徒像が示されていますので,そうした人物を目標にして生活していくことはできるでしょう。

多少はちがった風景になっていくかもしれませんね。

 

また,一般入試を目標にしている方も,各学校の「理想の生徒像」は知っておくべきですし,そうした人物を目指すべきでしょう。そうすれば,自然と合格は近づいてくるというものです。入学後のミスマッチを防ぐことにもなりますね。

 

では。