志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

たかひろ先輩

こんにちは。

 

近所のいくつかの中学校では,今月,学園祭を実施しています。

実は,私は西岡北中学校を卒業しており,2学年上の先輩には,タカアンドトシさんがいらっしゃいます。

当時からタカさん(たかひろ先輩と呼んでいました。名字が鈴木なので,みなさんから下の名前で呼ばれていたのでしょう。)は,中学校の人気者でした。サッカー部ではゴールキーパーをされており,選抜チームにも選ばれたことがあるほど上手でした。さらにはひょうきん者で愛されていたわけです。

中学校の学園祭では自作のコントを披露していたことを覚えています。当時から,お笑いに情熱を傾けていたということでしょう。

 

何かをやりたいと思ったとき,どれだけの熱量を注ぎ込めるかというのが,それに人生をかけるかどうかの判断基準にもなるでしょうし,すべての情熱を傾けられないようでは,到底成功などは覚束ないように思います。

そういう意味でいうと,タカさんは中学校時代からネタづくりに励み,学校でもそれを披露され,お笑いに多くの情熱を傾けていたのでしょう。

 

たまに,漠然と,歌手になりたい,小説家になりたい,〇〇になりたい…とおっしゃる方がいらっしゃいます。歌手になりたいのであれば,歌と楽器を一生懸命に練習して,1曲でもいいから自作の歌をつくり,それを学園祭なりみんなの前で披露するくらいのことができなければ,それは情熱が足りないと言えるかもしれません。

小説家になりたいのであれば,内容や完成度はどうであれ,1編の小説を完成させるくらいのことはできなければならないでしょう。できないのであれば,情熱が明らかに不足しているはずです。

 

人生の目標を定めるのであれば,具体的に行動ができているかどうか,現状でできていないのであれば,やってみてやり切れるかどうか,それははじめに確認してみたほうがいいのかもしれません。

 

タカアンドトシさんですが,高校卒業後は北海道のローカルタレントとして活動されていました。失礼ながら,正直に申し上げると,その当時は,お世辞にも面白いとは言えないようなコンビでした。

北海道で芽が出ず,それこそ人生のすべてをかけて上京をされたのだと思います。売れ出したのは,それからです。本気でもてるすべての熱量を注ぎ込んだのでしょうね。

 

勉強にしても,必要に迫られてやっている方と,それが好きで情熱を傾けて勉強している方とでは,必然的に大きな差がつくでしょう。勉強に対する心構えは想像以上に大切なものです。時間だけかければいいというものでもないようです。

 

ちなみに,中学3年生のたかひろ先輩は高校受験に失敗し,滑り止めの学校に進学されました。ある意味では,お笑いに情熱を傾けていたことの証明かもしれません。

 

では。