こんにちは。
昨日2月10日は,1988年にドラゴンクエストⅢというテレビゲームが発売された日だそうです。これを買うのに行列ができたり,先日書いたバスケットシューズと同じで「かつあげ」が発生したり,別のゲームと抱き合わせ販売(独占禁止法に触れる可能性があります)をするお店があったりと,社会現象を巻き起こすと同時に,さまざまな問題も起き,当時はテレビでも大きく取り上げられていました。
1988年の2月ですので,私は小学3年生だったことになります。
1か月遅れくらいでやっとこのゲームを手に入れた記憶があります。
このゲームですが,当時としては珍しく「セーブ」機能がついていました。最新のゲームがどのようになっているのかはわかりませんが,「セーブ」機能とは,ソフト(当時は「カセット」と呼んでいました)がゲームの途中の状態を記録してくれていて,途中でゲームを中断しても,またつづきからプレーできる機能です。
セーブしたデータのことをゲームでは「冒険の書」と呼んでいましたが,この冒険の書が稀に消えてしまうことがありました。
正しいセーブの方法として,ゲームをやめるときに「リセットボタンを押しながら電源を切ってください」と画面にメッセージが表示されました。
ところが,小学3年生のおバカな少年には「リセットボタンを押しながら」という文言を正しく理解することができませんでした。
右手の人差し指でリセットボタンを押し,そのまま指を離さずにボタンを押した状態をキープしたまま左手で電源を切ればいいのですが,そういう解釈もできませんでしたし,そもそもどうして「押しながら」電源を切るのか理解できないため,正しい動作がどのようなものなのかも想像がつきませんでした。
結果として,頻繁に冒険の書が消えてしまうのでした。
当時,どれくらいの人が正しく電源を切ることができていたのか知りたいような気もします。小学生だとものすごく少ないようにも思います。
結局,いいところまで行っても冒険の書が消えてしまい,クリアできずに終わりました。最後は,クリア寸前(虹のしずくを手に入れたくらいのところ)で冒険の書が消えてしまい,徒労感からやるのをやめてしまいました。
次のドラゴンクエストⅣが発売されたときに正しい電源の切り方を知り,Ⅳをクリアした後でⅢをやり直してクリアしたと思います。
国語ができないとゲームをやるときですら困ってしまうことがあります。
ゲームのことを懐かしく思い出し,そんなことを考えました。
では。