こんにちは。
以前にも「定員内不合格」について触れたことがありました。
以前の記事「定員割れでも不合格になります」
定員割れでも不合格になります - 志学ゼミナール塾長のブログ
「定員内不合格」とは,受検者が募集定員に満たない公立高校で不合格となることです。就学機会を奪うのは問題があるのではないかと考えていのですが,今後,大きな問題となって変わっていくかもしれません。
ネットで次のような記事を見つけました。
ある国会議員さんが調査にも乗り出すそうです。
北海道でも多くの公立高校が定員割れしていますし,大都市の札幌市内の公立高校でさえも定員割れの公立高校は少なくありません。
今後,ますます少子化が進展していきますので,真剣に議論しなければならない問題であるように思います。
実は,以前にこの件を北海道教育委員会にメールで問い合わせたことがあります。
・定員割れした学校では,どのような基準で不合格者を出しているのか。
・定員割れしているにもかかわらず,不合格者を出すことは,選抜の公平さを確保する上で問題はないのか。
・また,子どもたちの就学機会を奪う点からも問題であると考えるが,そのことについての見解を示してほしい。
という内容です。
ところが,一切連絡はありませんでした。
まじめに考える気がないとも取れますね。
定員内不合格をなくした場合ですが,私立高校への入学者が減って,私立の経営が成り立たなくなるかもしれないとか,地方では地域NO.1の進学校でも定員割れを起こしており,そうした学校での授業の質は担保できるかとか,問題点がないわけではないでしょう。
しかし,「定員」として設定している以上は,定員内不合格を出すことは明らかにおかしいと私は思います。
さて,この問題はどのような方向に向かっていくのでしょうか。
では。