こんにちは。
今日は社会科について書きたいと思います。
国語で読書が大切なのと同じで,社会科でも勉強以外の部分で大きく差がついています。「世の中」がどうなっているのか,そのごくごく断片だけを切り取って体系的に教えるのが社会科という科目です。「世の中」について興味関心があってたくさんのことを知っているほうができるに決まっています。
ニュースをよく見て政治・経済についての知識があれば公民の勉強は楽でしょう。
いろいろなテレビ番組があって海外の様子が紹介されています。『世界の果てまで行ってQ』とか『世界ふしぎ発見』,『日本に来たい人応援団』,…とバライティばかりあげてみましたが,こうした番組も地理の知識を増やすのに大いに役立っているはずです。
苦手意識があり,暗記するのにも時間がかかる,理解するのが難しいことがあるという方は,そもそもこうした勉強以外で得られているはずの予備知識が不足している可能性があります。
覚え方については,2系統の覚え方を使い分ける必要があります。
① 大雑把な理解
② 細かな事項の理解
この2つです。
まずは,教科書をさっと読むなど,大雑把に全体を俯瞰するように理解してあげましょう。
また,たとえば歴史であれば,年表を活用して大きな出来事だけを覚えてしまう方法もあります。
平安時代であれば「桓武天皇が平安京に遷都→摂関政治→院政→平清盛」という流れを頭に入れます。江戸時代であれば「初代将軍徳川家康→3代家光→5代綱吉→8代吉宗→田沼意次→松平定信→水野忠邦→15代慶喜」のような感じです。
その上で,細かな内容を頭に入れていくといいでしょう。
覚え方については,何度も書いて覚える方もいれば,「一問一答」のような問題集を使って覚える方もいらっしゃるでしょう。それは人それぞれやりやすい方法を見つけてください。
次に「暗記」のほかに「考えること,理屈を理解すること」も必要になります。
「どうしてこうなるのか」を社会科でも重視してください。単なる暗記では入試で高得点は望めません。
歴史であれば,「どうして守護・地頭は設置されたのか」,「どうして承久の乱は起きたのか」と,事件の背景を理解するようにしてください。
地理でも,「高知県ではなす生産がさかんなのはどうしてか」→「促成栽培だな」と,考えるようにしてください。
ほかには,入試には3年分すべてが出題されますので,定期的に忘れないように全体をざらっと復習する必要がありますね。
では。
がんばってください。