志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

暗記の方法を工夫しよう

こんにちは。

昨日,信じられない記憶力の持ち主のことを書きましたが,普通はそんなことはできないわけです。
暗記の方法は人によって様々です。
自分に合った方法を見つけていくことが大切でしょう。
それが見つかれば,勉強の効率もグンと上がるわけです。

覚えたいものの種類によって,暗記の方法は少しずつ違ってくるのかもしれませんが,あまりその点は気にせずに書こうと思います。

用語や単語などを覚えるときにも次のような方法があるでしょう。
①ひたすら書いて覚える
②声に出して何度も何度も復唱する
③単語帳をつくってぺらぺらめくって何度も確認する
④(英単語や古文単語の場合)語源などから意味を理解して論理的に覚えようとする
⑤(理科社会などの場合)教科書を読んで前後の文脈,流れの中で覚える
といったところでしょうか。
私は,①を中心に,ものによっては④⑤を使っていました。
ただ,暗記をがんばる子は③を好むような傾向があると思います。これもそれぞれの好み,向き不向きであると思います。
いろいろと試してみて,自分に合った方法を見つけることが大切ですね。

他の方がおっしゃっていたことなのですが,⑤のように何かのテキストを読みながら覚えようとする場合には,テキストを音読するといいそうです。
これも,向き不向きでしょうし,私はやったことがありませんが,次のような効果が期待できるでしょう。

黙読した場合には,どうしてもいい加減に読んでしまう傾向があります。音読すると,丁寧に注意しながら正確に読むようになるそうです。国語の授業でテキストを音読するのも,同様の理由からでしょう。正確に丁寧に読む必要があるからですね。
また,目だけではなく,耳も使って覚えることになるでしょう。

ある用語を覚えたのだけれど,実はそれが1文字間違えていて,テストでは×になってしまった,という経験はないでしょうか。私の場合だと,カタカナを覚えるのが得意ではなく,稀に人名などを間違えて記憶していることがあります。そういうミスも防止できると思います。

どれがベストということはなく,自分に合った方法を状況に応じて使い分けていくこと,それができるようになるために,試行錯誤しながら勉強をつづけることが必要ですね。
暗記のために,もう一度ノートにまとめ直す方であるとか,自分でオリジナルの語呂あわせをつくって覚える方であるとか,みなさんいろいろと苦労し,工夫しています。
受験生の方にとっては,次の夏休みはたくさんの勉強時間が取れる大チャンスでもあります。暗記というのは苦痛がともなうものですが,楽しく効率のよいやり方が見つけられるといいですね。

では。