こんにちは。
緊急事態宣言が解除されましたが,まだまだ安心はできず,平穏な日常に戻るのはまだ先になりそうですね。
今後,学習についてどのようになっていくか,昨日簡単に書きました。そこに書いていないことでいえば,夏休みがどうなるかという問題もあります。
すでに一部の自治体では,夏休みを大幅に短縮して休校期間中の補習に充てることが発表されているようです。
札幌市ではどうなるか発表されていないものの,当初の予定通りというわけにはいかないかもしれません。
年度初めに発表された予定だと
中学校 7/23(木)~8/23(日)
小学校 7/23(木)~8/18(火)
が夏休みの予定です。
仮に夏休みが短くなるとして,全国でさまざまな問題が発生するのではないかと心配しています。
公立の学校の多くでは,冷房が設置されていない教室も多いでしょう。
真夏の猛暑の中で授業を行うわけです。熱中症で倒れるお子様や先生方もずいぶんと出るのではないかと思います。体育,それも外での授業などは到底無理だと思うのですが,それでも実施をして大きな事故が起きることもあるかもしれません。
これは命にかかわる問題ですので,各教育委員会で早急に対策をお願いしたいです。
学習面にも影響があるかもしれません。
例年の夏休みだと,塾や予備校の夏期講習があります。とくに部活をがんばっていた子たちは,ここからエンジン全開で追い上げていけました。それができなくなるかもしれません。長時間の勉強時間の確保,復習に時間を割いて学力の底上げや基礎固めを行うことが難しくなるでしょう。
一部の勉強が得意な子たちだと,塾などで先取り学習をしており,学校の授業には大きな意味がない場合もあります。こうした子たちにとっては,塾がつぶれて学校があるというのは「本末転倒」です。そもそも学校よりも塾ということも本末転倒なのですが。
夏休みがないことも想定して,今からコツコツと勉強をしていくことも必要になりますね。
そして,やはり受験生とはいえども,夏休みはリフレッシュのための期間でしょう。それがなくなるのは,ただでさえ,コロナでさまざまな行事がつぶれ,3月~5月には自粛を求められ,精神的に不安定な子どもたちにとっては大きな痛手でしょう。
精神面のケアも必要になります。
私もそうですが,各学習塾・予備校でも,夏期講習の予定を立てられずに困っています。受験生のみなさんにとっては,講座の選び方も大切になるでしょう。限られた時間で何をするのが一番効果的なのか,成果を最大化できるように考えてみてください。もちろん,「取らない」という選択肢もあるでしょう。
では。