こんにちは。
なんとなく英語のタイトルにしてみましたが，20代の頃，「ファスティング」という方法のダイエットを試みたことがあります。
今よりもはるかに瘦せていましたが，それでも余分なぜい肉を落とそうとしたわけです。
「ファスティング」とは何かというと，早い話が「断食」です。
英語で「fast」とは，「速い」というのとは別の単語で「断食」という意味の単語になります。それで「fasting」ですね。ちなみに「breakfast」が「朝食」という意味になりますが，「fast（断食）」を「break（破って）」て最初に食べるのが朝食だからだそうです。
ファスティングダイエットはテレビで紹介されていた方法でした。
はじめに断っておきますが，真似はなさらないでください。
簡単に方法を書くと，週に一度だけ次のような食生活をつづけていました。
まるまる一日を断食して過ごします。さすがに水分は摂っていいのですが，代謝を高めるために生姜ドリンクを飲みます。
翌日は，断食した胃腸に負担をかけないため，軽い食事をして胃腸を慣らしていきます。朝食にヨーグルト，昼食に軽くお粥なんかを食べていたと思います。
これで1日半，ほとんど食事らしい食事はしていないことになります。いかにも瘦せそうですね。
ここからが問題でした。その日の晩は，好きなものを何でも食べていいことになっていました。で，どうしたかというと，毎回ビールをたらふく飲みました。空きっ腹にビールです。五臓六腑にビールが染み渡ります。すこぶるおいしい。いつもよりもたくさん飲むわけです。食べ物も，焼き肉とかピザとか，ビールに合うおいしいものをたくさん食べました。これまた「生」を実感できるようなおいしさです。今までほとんど食べていなかったのですから，当然といえば当然でしょう。
結果ですが，3か月で「－２kg」のダイエットに成功しました。
2kg太ったわけです。敗因は明らかに断食から解放された後の暴飲暴食でしょう。また一説では，断食した後には体が栄養素を渇望しているため，余計にカロリーを吸収するのだそうです。
規則正しく生活するのが一番ということですね。
常識的に考えれば，こんな方法はおかしいのではないかと思う方も多いでしょう。なんともバカげたことをやったものです。
笑われた方もいらっしゃるでしょうが，実は，勉強についても似たような方法を試みている方は少なくありません。
宿題なり課題なりがたまっている方は，2～3日集中して，場合によっては徹夜して，一気に片付けることはありませんか。
テスト前にだけ集中して勉強される方，中には前日だけ徹夜して頑張る方もいらっしゃるでしょう。
こうした方は，私の「ファスティング」と一緒で，規則正しく毎日毎日コツコツと学習を積み重ねることをしていません。もちろん，学習効果も上がりません。
何事も地道に努力するしかないということでしょう。
では。
