志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

依存症

こんにちは。

 

ゲーム依存症であるとか,スマホ依存症であるとか,さまざまな依存症が「病気」として認定されるようになりました。日常生活に支障をきたすほど熱中してしまうから依存症となるのでしょう。

昔から知られている依存症だと,タバコを日常的に吸わないといられない「薬物依存症」も蔓延しています。私が高校生の頃だと,タバコを吸う中高生もずいぶんといましたので,薬物依存症の中高生もかなりの数に上っていたということになります。

 

それで,自分自身はと考えると,もちろんゲームをやり過ぎた時期もありますし,酒を飲みすぎた時期もありますし,それはそれで依存症だった可能性はあるなと思いますが,高校時代の受験を控えた時期は勉強依存症だったのではないかと思っています。

 

わざわざ「依存症」と書くのですから,必ずしも良い状態ではなかったと思っています。

勉強をしていると,そのままつづけたくてなかなかやめられないことがよくありました。

勉強をしていて眠りそびれて朝になってしまい,学校を休むこともありました。休むまではいかなくても,学校ではかなりの時間の授業を睡眠に費やしていました。(多くの授業が受験勉強に役立たなかったので)

完全に日常生活に差し障りが出ています。

入試直前に親戚の結婚式があったのですが,勉強がしたいので欠席をしたくてしようがありませんでした。お世話になった親しい親戚なのです。それでも冠婚葬祭よりも明らかに勉強の優先順位が高かったのです。

 

また,目覚めるとどうしたというと,普通は「ふわーっ」と伸びをしたり,何となくぼーっとしたり,起きた次の瞬間からすぐに活動的に何かをはじめることはないでしょう。

当時の私の場合,目覚めるとそのままがばっと跳ね起きて,次の瞬間には机に向かっていました。1日の生活の中でいついつに勉強をする,というのではなく,勉強がまずあって,その合間にご飯を食べたり寝たりしていたようなところがあります。

それこそ「呼吸するように」勉強していました。体力がないほうなので7時間くらいは眠っていましたが,それでも1日15時間くらいは勉強していました。

ちょっとどこかおかしいと感じる方が多いのではないかと思います。

完全に依存症でしょう。少なくとも健康的ではありません。

 

10年後くらいに,「勉強依存症」という言葉が医学会から出てくるかもしれません。

私はやりませんでしたが,歩きながら参考書を読んでいる方を見かけることもあります。これなども「ヒト」としておかしくなっている可能性はあります。二宮金次郎もほめられたものではありませんね。

 

では。