こんにちは。
政治的な話題は避けているのですが，ちょうどいいニュースがありましたので取り上げてみます。
北海道議会の庁舎が新築されるのですが，道議会の自由民主党は，多方面からの反対や批判を無視する形で，庁舎内に喫煙所を設置することを決めました。
北海道新聞の記事「自民会派，異論押し切り喫煙所設置決定 道議会新庁舎に」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/351404
世論調査でも多くの方が反対していたと記憶しています。喫煙者からすらも批判の声が出ていました。政治家が世論を無視したことは大問題ですね。
ただ，ここで考えてほしいのは，世論を無視した理由です。世論を無視すれば，当然ながら自身の次の選挙での当選も危うくなります。議会運営にも支障をきたし，政策の実行にも困難が生じるかもしれません。最悪，リコールされることもあり得ます。
そこをあえて世論を無視しつづけた理由ですね。
学生のみなさん，比較的若い世代のみなさんは，タバコは危険な薬物であると学校などで教育を受けたと思います。そうした，一般的な常識から判断すると，世論を無視して喫煙所設置を求めた議員たちは，完全に薬物依存症という精神疾患を患っていると考えられます。依存症によってタバコを我慢できないこと以外に，ここまで世論を無視する理由，自身の政治家としての立場を危ういものにするリスクまでをも冒す理由が見当たりません。
（議員先生ご本人たちは，ご自身が薬物依存症という精神疾患に罹患しているという認識はおありではないかもしれませんが）明らかに異常であると言わざるを得ないでしょう。
街中でも，人の迷惑をかえりみず，どこでもタバコを吸っている方，あまつさえ禁煙場所で吸っている方さえ，頻繁に見かけます。これも，依存症のなせる業ですね。依存症になると我慢ができなくなるのです。
若い方に考えていただきたいのは，依存症は依存症でも，スマホやゲームについてです。二次喫煙，三次喫煙の害を与えるタバコとは違って，スマホやゲームが他者を傷つけることは普通はありません。したがって，規制もほとんどされていません。
しかし，バスだろうと電車だろうと，どこでもスマホを見ている方，ひどい方だと，歩きながら，自転車に乗りながらスマホを操作している方の多さは，タバコの比較にはならないでしょう。スマホでゲームをしている方も多いですね。
塾では，授業の合間のたった10分の休み時間に，待ってましたとばかりにスマホの電源を入れて，何やら見ている子どもたちも少なくありません。
これなどは，完全に「スマホ依存症」，「ゲーム依存症」に罹患している可能性が高いように思います。スマホやゲームを優先することで，自制が利かなくなっていることはもちろんのこと，件の議員さん同様に，常識的な判断も狂わされてしまう可能性も否めません。
当然ですが，こうなってしまうと，勉強などにも大きな悪影響を及ぼしますね。学校で眠たくなって授業に集中できないくらいであれば，まだましなほうかもしれません。勉強時間が大きく削られて成績が落ちたとしても死にはしませんが，ひどい場合だと生活が不規則になって体調を崩す子どもたちもいらっしゃるようです。
依存性の高いものとどうお付き合いするか，議員の先生方を反面教師にして，考えていただくといいのではないでしょうか。
では。
