志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

勉強もがんばるヒーロー

こんにちは。

 

昨日から,藤井総太七段がニュースやワイドショーで大きく取り上げられています。

藤井先生は対局がつづき,多忙な日々を過ごしているでしょう。

最近は,1週間に2局くらいのペースで対局があります。将棋にあまり詳しくない方だと,それを忙しいとは感じないかもしれません。

しかし,将棋の対局は「3日」かがりだと思ってください。対局の前日は準備に充てられます。対局場所が遠い場合には,移動して宿泊することにもなります。対局は,朝から夜遅くまでつづきます。場合によっては日付をまたいでの終局となることもあります。その他のことは何もできないでしょうし,へとへとに疲れるでしょう。

対局の翌日は静養日でしょうか。ハードな仕事はこなせないのが普通です。また,今回の王位戦のように,2日間にわたって対局をする場合もあります。この場合は「4日」がかりで対局をこなすわけです。

 

藤井先生は,現在高校3年生です。

気になっているのが,果たして高校を卒業できるのかどうかです。中学受験をして入った国立大学の附属高校に通われています。ある程度は理解のある学校だとも聞いていますが,詳しいことはよくわかりません。出席日数が足りのかどうか,「公休」などの扱いにしてもらっていて出席日数をクリアしたとしても,テストで赤点を取らないだけの学力を身につけられるのかどうか,卒業までのハードルは高いように思います。

 

ちなみに,羽生善治先生は,将棋が忙しく,通っていた高校を中退されています。その後,単位制の高校をご卒業されました。本当に立派です。

 

なんとなくですが,藤井総太先生は高校を3年間で卒業されるように思っています。

将棋では日本でトップレベルのご活躍をされ,また学業のほうでもレベルの高い高校を卒業されたとしたら,それは快挙のように思います。

 

藤井先生は,もちろん将棋が最優先でしょう。その中で,勉強のことも時間を見つけて必要な分には取り組まれているはずです。そもそも,中学2年生のときにプロになったわけですから,勉強する気持ちがないのならば高校には進学していないでしょう。

こうしてがんばっている同世代もいるということは,みなさんにも意識していただきたいと思っています。

 

では。