こんにちは。
すすきのでクラスターが発生しました。
店名は公表されていないものの,インターネットで検索をかければおそらくここであろうなというお店にはたどり着きます。
真偽のほどはわかりませんが,たいていのことはインターネットで調べればわかるようになりました。便利な反面で怖さもありますね。
うその情報が流れて風評被害を受けることもあります。また,一度書きこまれた情報はなかなか消すことができません。
メディアリテラシーについて,よほど注意して子どもたちに教えていく必要があるでしょう。
ネット上に書きこまれた個人情報のことを「デジタル・タトゥー」と呼ぶことがあります。刺青と同じで消せないからですね。犯罪者に入れていたのが「入墨」で,こうした性格のものがネット上に残っている場合もあります。
最近は見かけないですが,ここ数年,「バイトテロ」が頻繁に起きていました。アルバイトの方が公序良俗に反するような内容の動画をインターネット上にアップする行為です。
コンビニの店員さんがアイスクリームのケースに入ったとか,回転寿司店の店員さんがハサミを天ぷらにして寿司をつくったとか,まあ,いろいとありましたね。
刑事的に処罰された場合もあるでしょうが,仮になくても,インターネット上にはその動画の「主」の本名だけではなく大学名や出身高校までも書きこみされていることが多いです。デジタル・タトゥーですね。
就職先を探すとき,応募先の企業では「主」の名前をインターネットで検索するでしょう。結婚するときもそうかもしれません。お相手のご家族が検索する可能性があります。どうなるかは想像がつくと思います。
「社会的な罰」のほうがはるかに大きく,人生が大きく狂ってしまうことでしょう。
以前,Z会進学教室に勤務していたときにも,社会科の責任者だったために,時間講師の先生方の採用に携わっていました。社会科の先生の書類審査,筆記試験の審査については,ほぼすべて私が決められました。
応募があると,インターネットで名前を検索にかけるのですが,「入墨」が残っていることが稀にありました。
飲酒運転で公務員を懲戒免職になったとか,女子高生と猥褻な行為をしたとか,…もちろん,書類の段階で不合格です。
クラスターについて検索してみて,そんなことを思い出していました。
では。