こんにちは。
現代はさまざま情報があふれています。インターネットで検索すれば,ほしい情報が簡単に手に入ります。
しかし,その情報の信頼性は担保されていません。さらには,不安になるような情報ばかりを目にする結果になることもしばしばです。
かっこうの例がコロナ禍の現代でしょう。
ちょっと検索すれば,コロナで大変なことになったとか,ワクチンを打つと人生が終わってしまうぞとか,はたまた,マスクをするのは危険だとかいうめちゃくちゃな言説だとか,常識的に考えて明らかにおかしなことまで,まことしやかに語っているものがあります。
しかも,どんなにおかしな論理であっても,一定数以上の方がそれを信じてしまっていることも観測できます。
調べれば調べるほど不安になることがある,というのが情報社会の負の面でしょう。
気をつけなければなりませんね。
体の異変から,ちょっとまずいのではないかと,かなり不安になった経験があります。気がつくと,へそから出血していたのです。原因もわからないですし,インターネットで検索すると,聞いたこともない病名がいくつか出てきて,そこそこ重い病気だったりします。
かかりつけの内科に行くと,私ではわからないけれど,近くのY先生なら診られると思うよと,別の病院を紹介してくださいました。その病院に行くと,優しそうなおじいちゃんの先生がいらっしゃり,少し見ただけで,薬を塗っておけば治るから大丈夫だよと,笑顔でおっしゃったのでした。
その笑顔を見て,心の底から安心しました。
このままだと高校受験で失敗するとか,ろくな大学に行けなくなるとか,就職先が見つからないとか,成績がよくないときには,不安になる情報ばかりを耳にするでしょう。子どもたちもそれは同じでしょうし,親御さんにもそんなことを言われ,ますます不安になるでしょう。
しかし,人生はどうにかなるものです。お子さまが親御さんから愛されていて,素晴らしい方なのであれば,「勉強くらい」で失敗しても,幸せになれないはずはないですね。
何があっても大丈夫だと,安心させてあげるほうが,結局は勉強をがんばれるものです。
私を診てくださった先生と同じように,まずは安心させてあげること,その裏付けとなるように勉強のサポートをしてあげることが私の使命だと思っています。
まちがっても,不安を煽ってどんどんと講座をとっていただくようなことはしてはいけませんね。伸びるものも伸びなくなってしまいかねません。
では。