志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

今後の高校入試対策

こんにちは。

 

コロナによって入試も多大な影響を受けています。

今後のことについて,いろいろと心配をしていることがあります。

 

まず,札幌市内のいくつかの中学校では,定期テストを9月に延期しました。1学期の評価も延期され,10月に最初の通知表が配られます。

ところが,今の状況を見ていると,夏休み明けにまた休校になる可能性もあるでしょう。テストが実施できません。内申点はどうなるのか心配しています。

3~5月の課題,平常点,夏休み中の課題などだけで,定期テストなしに評定がつく可能性もあります。夏休みの宿題は丁寧に行うとよいでしょう。

 

そもそも入試が実施できるのかという問題もあります。

当日の試験が実施できない場合には,調査書のみで合否が決まるかもしれません。こうなる可能性は低いと思いますが,内申点対策はいつも以上にがんばっておくべきでしょう。

 

指導する側として困っているのは「過去問」です。

今年の中3の入試では,範囲が大幅に削減されました。例年通りに過去問演習を行えないわけです。範囲外の問題が大量に出ているわけですから。

模試の過去問を活用することも考えました。冬の模試だと,ちょうど中3の半分くらいまでが範囲となっていて,2021年入試と合致します。しかし,問題の精度などを考えると,これに頼りすぎるのも違うでしょう。

範囲内の問題に限定して取り組んでもらうよりないかもしれません。過去問の意味として最大のものは「最良の教材」であることです。時間を計って解く練習と,教材としての活用と,両方ができるようなやり方を手探りで実施していこうと思っています。

 

生徒たちが安心して勉強できることが一番です。

こちらの教室では,実はほとんどの入試範囲の学習を終えています。

「入試に向けた復習」の授業と「中3の残りの単元」の授業に分けて実施していこうと考えています。生徒さんそれぞれが考えて,必要なものを受講すればいいでしょう。

生徒たちのことは信頼しています。すべてお任せするつもりです。

それぞれにとって最善の選択をして,入試までがんばってくださるはずです。

 

では。