志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

寝る

こんにちは。

 

昔,根性論がまかり通っていた時代,「四当五落」という言葉があったようです。

四と五は睡眠時間のこと。4時間睡眠にして勉強をがんばった人は合格するけれど,5時間も寝ているようでは合格は覚束ない,という意味だそうです。

 

しかし,これはちがっているように思います。

私は大学受験期には1日15時間ほど勉強していましたが,私は体力がないほうで,しっかりと眠らないと元気には活動できないタイプですので,1日に7時間は眠っていました。(勉強と睡眠を除くと2時間しかないことは置いておきます。)

 

受験が近くなってきました。

必ず,睡眠時間を削って頑張るような子は出てくるのですが,それを減らすのは最後の最後でしょう。眠たいのを我慢しながら勉強しても,幸せになれる確率は高くはならないように考えています。

 

眠たい状態であれば,確実に集中力は落ちるでしょう。

眠たい状態で我慢しながら3時間勉強するのと,しっかりと頭の冴えた状態で集中して2時間勉強するのでは,果たしてどちらが学習効果が上がるでしょうか。

 

以前に勉強「量」をマラソンに例えたことがあります。

走る「時間」だけを増やしても,走る速度が遅ければ距離は稼げません。勉強「量」はマラソンにおける「距離」であるでしょう。時間だけ長くしても,密度の濃い勉強をしなければ「量」は増えないのです。

 

中には大人が飲むような栄養ドリンクや眠気覚ましの商品などを飲んでいる方もいらっしゃいます。コンビニでも手軽に買えますね。

私も眠気覚ましは飲んだことがあるのですが,おすすめはできません。軽く酒に酔ったような状態になります。体は起きていて元気なのに,頭はぼーっとして働かないようなおかしな感覚になります。風呂のぼせた感じにも似ています。学習効果が上がる脳の状態にないことは確かでしょう。

何よりこれらは薬物ですから,子どもうちから摂取するような類のものではないでしょう。

 

睡眠時間はしっかりと確保しましょう。

それで勉強時間が足りていないと感じるならば,ほかに削れる時間がないか生活を見直してみましょう。だらだらテレビを見る,スマホをいじる,放課後に友達と話していたり,だらだらと帰宅していたり,…必ずあるはずです。

さらには,勉強の密度を上げましょう。短い時間でも集中すれば効果は高いはずです。

 

では。

がんばってください。