志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

手書きのぬくもり

こんにちは。

 

先日,懐かしい方からお手紙をいただきました。8年くらい前に小6で担当していた方です。大通公園のイルミネーションの絵葉書を買ってきて,お返事を書きました。

 

それから数日後,またお手紙を書く機会があり,絵葉書に書いて出したのですが,そのときにふと気がつきました。この前出した絵葉書に差出人を書き忘れたと。

こうなると疑心暗鬼になります。今までに何度か絵葉書は出しておりますが,そのすべてに差出人を書き忘れたのではないかとまで思えてきます。「確認」の軽い強迫性障害があり,気になって仕方がなくなります。

 

たとえば家の鍵を閉めたかどうか気になって何度も確認したり,戻って確かめたりと,そんなこともあるのですが,実際に閉め忘れていたことは一度もありません。

そうしたことが一度もないから大丈夫だろうと,今では気にしないようにすることができています。絵葉書については,以前のものはすべて差出人を書いていたと思うことにしました。たぶん大丈夫でしょう。

しかし,先日のものは絶対に差出人を書かずに出したと確信が持てます。

 

どうしようかと考えました。もう一度,差出人を書かなかったことを詫びるお手紙を書こうかとも思いました。結局は,そのままにしておくことにしました。

私の筆跡で,私だとわかるでしょうし,書いてある内容からも,大通公園の写真からも,私から届いたものだと簡単にわかるはずだからです。

 

お手紙をいただくと,ああ,〇〇さんの字だなあと,筆跡を見ただけで懐かしくなります。これも手書きの良さの1つですね。

今は年賀状書きで忙しい方も少なくないかもしれません。しかし,現代社会においては,個人情報の問題で簡単に住所がわからないとか,面倒だと避ける方であるとか,会社の規則で出さないように決められているとか,さまざまな理由で年賀状を書く方も,それぞれの方が各枚数も激減しているようです。

 

しかし,手書きの葉書が届くというのはぬくもりが感じられてうれしいものです。

メールやLineで簡単に済ませられることも多いのでしょうが,お手紙を書く文化は残っていってほしいと願っています。

 

では。