こんにちは。
はじめて勤めた学習塾では，頻繁にご家庭に電話連絡するように指導されました。
例えばイベントを開催すると，その日の夜や翌日にはイベント参加者にお礼のお電話を差し上げ，ご不明な点はありませんでしたかなどと伺っていました。場合によっては質問があったり，体験授業を受けてみたいとなったり，電話をしてよかったなということもありました。しかし，そんなのはごくごく稀なケースです。
さらにはイベントの直前になると，予約の確認のお電話を差し上げていました。柔らかい感じでお電話してはいますが，当日必ず来るようにとの念押しです。
当時の私の感覚で思っていたことは，こんなので電話かかってきたら迷惑だの一言に尽きます。入会を勧誘する電話も頻繁にかけるように指示されていたことは言うまでもありません。
体験授業の申込があった場合にも，前日には確認のお電話，体験授業の後にはお礼と授業の様子を報告するお電話を差し上げていました。
後者は必要だと思いますが，来てくださいの確認電話は，もしも自分にかかってきたとしたら，迷惑だしこんなことでいちいちかけてくるなと思うでしょう。
電話が迷惑だという感覚は，私だけでしょうか。
電話営業というのは逆効果だと思うのですが，お客様の立場で電話をかけてきてほしい，セールスの電話がかかってきてもかまわないと考えていらっしゃる方は，果たしてどれほどの割合なのでしょうかね。
電話というものは，相手の都合を考えることなく，いつでもリンリンと呼び出されます。ちょっと乱暴な連絡手段だと感じます。お手紙との決定的な違いでしょう。メールやラインが流行る理由もこうしたところだと思います。
先日，こちらの教室で体験授業を受けてくださった方がいます。とてもいい親子で，勉強もうまくいくことでしょう。こちらの教室で一緒に勉強することになりました。
お話を伺ってみると，こちらの教室の卒業生のお友達でした。卒業生の方がご紹介してくださったのでしょう。
早速，卒業生の方に，お礼のお手紙を出しました。
やはり，気持ちを伝えるものはお手紙が一番です。私は，そうした気遣いを大切にしていきたいと考えております。
では。
