こんにちは。
昨日のニュースで,奄美諸島などが世界遺産に登録される見込みだと報じられました。
日本では5件目の世界自然遺産となります。
気になっているのが,世界文化遺産を目指している北海道・北東北の縄文遺跡群です。こちらは今月末には諮問機関の審査結果が公表される予定です。
果たして登録なるのでしょうか?
縄文遺跡群のいくつかには訪問したことがあります。一部の遺跡には世界遺産というにはあまりに地味な印象を受けています。世界遺産に登録されることが,果たして本当に良いことなのかどうかというと,疑問を抱かざるを得ません。
代表的な遺跡である三内丸山遺跡は何度も訪れています。ここは好きな観光地の一つです。ただ,いつも空いていて,観光客はまばらです。
世界遺産に登録されることで,観光客が増えることを期待する地元の声は大きいと思われます。
しかし,今回は登録が見送られたほうが幸せのような気がします。
仮に7月に世界遺産に登録されたとします。しかし,コロナはまだ収まってはいないでしょう。旅行どころではないはずです。観光客が来ても困るはずです。観光地に変異株が持ち込まれて大流行する可能性も否めません。
来年になってコロナが収束したとしても,世界遺産登録から1年が経って話題性が薄れているわけで,観光客はあまり増えないと思います。
そうであるならば,1年後か2年後に登録されたほうが,地元の方たちにとっては利益が大きいのではないでしょうか。
愛着がある分,複雑な気持ちで審査結果を待っています。
一番なのは,しっかりとした感染対策,検査の充実,ワクチンの普及などが進んでコロナが終息することなのですが,現状では期待できないでしょう。
札幌も大変な状況になっています。自分や周りの方たちが感染しないように,できることを確実に行っていくしかないですね。
では。