志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

発芽しなかったアサガオ

こんにちは。

 

今日はものすごい雨と風です。まるで台風のようです。

教室に来るまでにズボンがびっしょり濡れてしまったので,今は着替えて乾かしています。外に置いてあるヒマワリとマリーゴールドが心配だったのですが,風に耐えて無事でした。(写真は昨日撮ったものです)

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小学生の国語のテキストを読んでいて,あることを知りました。

小学1年生のときに,学校でアサガオを育てました。秋になると種ができるのですが,その種を大切に保管しておいて,翌年植えてみたのです。

ところが,結局発芽しませんでした。

その理由がわかったのです。

 

アサガオの種は非常に硬い殻で覆われているそうです。秋に種ができて土の上に落ちると,微生物たちが硬い殻を少しずつ分解していくそうです。そして春になって殻が壊れると,種子に水分と空気が供給されて発芽するそうです。

微生物が少ない環境,つまり良い土壌ではない場所に落ちた種が発芽しない仕組みなのだそうです。

 

したがって,人工的にアサガオを育てる場合には,種に傷をつけてからまく必要があると書かれていました。お店で売っている種や私が小学1年生のときにまいた種には,あらかじめ傷をつけるなどの加工がなされているそうです。

 

職業的に「学校の勉強」を継続しているわけですが,知らないことだらけだということを日々実感します。

全世界の事象のうちのほんの一握り,たぶん0.001%とか,それ未満のことしか知らないでしょう。

自分は先生だ,えらいんだぞ,などという気持ちには到底なれません。

近所のおじさんが子どもたちと一緒に勉強しているような気持ちです。

そんな和やかな雰囲気の自由な教室にはなっていますね。自分の理想でもあります。

 

では。