こんにちは。
先日の落し物のマイメロディの人形ですが,いつの間にかなくなっていました。
落とした方が気がついて持ち帰ったのでしょう。よかったです。
高校3年生の夏休みに,現代文の成績を上げようと思って真剣に取り組んだことがあります。何を隠そう,実はそれまでに現代文をまじめに勉強したことは一度もありませんでした。
本当に適当に文章を読んで,適当に答を書いていました。適当にそれなりに得点はもらえます。適当な科目なので勉強しても得点は上がらないと誤解をしていたため,勉強したこともなかったのです。正確にはしようとすら思わなかったわけです。
本屋で問題集を探し,駿台から出ている難しいものを見つけました。
前書きを読んで,どうやら現代文も適当ではないらしいと薄々気がつきはじめました。
そこには「明確に○がもらえる答案が作れるようになるため,解答の根拠と採点基準を示す」みたいなことが書かれていました。
きっとこれだ!と思って買って帰り,その日から取り組み始めました。
たぶん20分,30分で解かないといけない問題でしょう。それを徹底的に考えながら読みました。時間を無制限にかける代わりにすべての問題で正解することを自分に課したからです。はじめは1時間以上かかっていたでしょうか。
理解できるまで本文を読み,解答の根拠となる記述を見つけ,採点基準を推測しながらそれに合うように解答を作っていく,その繰り返しです。
だんだんと正答率が上がっていき,解くのにかかる時間も短くなっていきました。
適当ではなく理論的に解けるようになったわけです。現代文の成績は,すぐに飛躍的に上がりました。
ちなみに,これは練習方法としては正しいですが,私の場合には今までのさまざまな作品の読書の蓄積があったから成績が上がったわけで,本質的にはたくさん読むことが現代文の成績向上には不可欠です。
この練習で一番苦労したのは,解答を作ることです。
たぶん根拠はこれ,この部分を上手に表現したものが採点基準に合致して○になる,までわかっていても,「なんとなくこんな感じ」と頭の中にあるものを的確に言語化できないことがあったのです。
このことについては,明日また書こうと思います。
今はまさに夏休み。まとまった時間が取れます。
やり方次第では大きなものをつかめるでしょう。夏休みも折り返し地点ですが,今からでもまだ時間はありますので,ぜひがんばってみてください。
では。