志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

英語で失敗しないために

こんにちは。

 

今年から英語が新課程となり,どの学年の中学生でも苦労している方が多いようです。

とくに大変なのが中学1年生です。

小学校から英語が教科化されたため,800語の程度の英単語と簡単な英文法は小学校で身につけた前提となっており,その上で中1の英語がはじまりました。

しかし,実際には,学校や先生によって程度の差はあるにせよ,ほとんど英語らしいことを習わないままに中学生になった子が多いでようです。

小学校時代に学習塾などで英語の勉強をしなかった方はついていくのが非常に大変でしょう。

 

今回の英語教育の大幅な改革は,今のところはうまくいっていないように感じています。また,そもそもAIがこれからどんどん発達していきますので,外国語は瞬時に正確にAIが翻訳してくれるようになるでしょう。多くの人にとって英語の学習など必要なくなるのも時間の問題だと思っています。(外国語の体系を学ぶことで多様な思考を手に入れるとか,教養として語学を身につけるであるとか,英語を学ぶ意義は失われませんよ。)

いずれにせよ,英語学習において現場の混乱はしばらくつづきそうです。

 

しかし,内申点を取る必要があり,受験本番で英語の試験があって得点する必要もあり,中学生にとっては英語を無視できないことは言うまでもありません。

 

一つの対策として,学校の英語が不十分だと感じたのならば,小学校のうちから学習塾で英語を習うといいでしょう。具体的には,英語の教科書の内容をきちんと教えてもらっているかどうか,英単語を漢字のように定期的にテストをして身につくように指導されているかどうか,この2点が判断材料になるかと思います。

 

中学に入ってからでもどうにかなるでしょうが,しっかりとこつこつ英単語を覚えていくことが求められます。さらには英語教科書の音読が効果的です。

加えて,現在の学校教育では軽視されている英文法をしっかり自学しながら学校の勉強も進めていくといいでしょう。

現在の指導要領では,「読む・書く・聞く・話す・文法」と5分野に英語を分けて教育しているように感じるのですが,実際には「文法という基礎,土台」があって,その土台の上に「読む・書く・聞く・話す」という4技能が育っていくものです。文法を軽視するのは基礎・基本をおろそかにしているのと変わらないように考えています。

 

こちらの教室でも,小学生向けの英語を早めに始めようと,夏休み明けから小5,小6向けに英語の講座をはじめることにしました。

例年は,年明けから新中1向けの講座を開いていたのを早めた格好になります。

英語で苦労する中学生を少しでも減らせたらいいなと願っています。

 

では。