志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

12月8日

こんにちは。

 

本日,12月8日はかつての「開戦記念日」,1945年に真珠湾攻撃マレー半島侵攻を決行して,日本が第二次世界大戦に参戦した日です。

新聞でも特集が組まれていますが,だんだんと戦争を経験した世代の方が亡くなっていっています。私が小さい頃には,祖父母の世代であるとか,ご高齢の学校の先生であるとか,戦争に従軍した方が少なからず身近にいらしたものです。

戦争体験が語られることも少なくなり,戦争の記憶も風化していくのでしょう。

 

また,12月8日はジョン・レノンの命日でもあります。私も若い頃はビートルズを聴いていました。昔の名盤であったビートルズ聴いている同世代の友人も少なくなかったのですが,今の若い子たちはビートルズの名前すら知らないのかもしれません。

こちらも徐々に忘れ去られていくのでしょうね。

 

ジョンではなく,ポール・マッカートニーの名作ですが,ビートルズの代表曲に『Let It Be』があります。

小室圭氏が好きな言葉として「Let ie be.」を挙げて以来,若い子たちの間で流行語になっているそうです。果たして,どれほどの若者が,ビートルズの名曲や言葉の意味を知っていて使っているのでしょうか。

 

『Let It Be』の歌詞の一節に次のようなものがあります。

For though they may be parted

There is still a chance that thay will see

 

この詩ですが,こちらも人気の百人一首の一つ,崇徳院の歌と同じ世界を描いているなあと,昔から思っていました。

 

瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ

崇徳院(77番)

 

歌とは違って,戦地に赴いて離れ離れになった当時の恋人同士は,ほとんどがついに再び逢えることはなかったのでしょうね。

最近また世界がきな臭いことになっています。大きな戦争が起きないことを願っています。

 

では。