こんにちは。
そろそろ節分ということで,あちこちで恵方巻の宣伝を見かけます。子どもの頃にはなかった文化でも,今では日本各地に根付いたものがあります。
恵方巻の他には,ハロウィンが真っ先に思い当たります。しかし,やはり私にとっては馴染みが薄く,どちらも特別に何かをすることはありません。
ところが,様々な宣伝を見ていると,マグロやら海老カツやら,実に多種多様な巻物が売られています。なんだか滑稽に感じられます。
お寿司が海外に広まったとき,生でお魚を食べる習慣のない国も多く,異質なお寿司がたくさん生まれたそうです。代表的なものがカリフォルニアロールでしょう。カニカマやアボカドを具材としていますし,海外の方の多くは海苔が好きではないそうで,外側に海苔を巻いてもいません。果たして「寿司」と呼べるのかどうかも疑問です。
日本の回転寿司でも,子ども向けにハンバーグを巻いた軍艦とか,異質なネタが提供されています。正統派の寿司ネタではないことだけは確かですね。
恵方巻にしても,関西圏以外の全国各地では,異質な寿司ネタ同様に,おかしな巻物が食べられているのでしょう。
ある文化が他の土地へと伝播したとき,その地域の実情にあわせて変化していくのは自然なことですし,新たな文化が生まれたとも評価できるでしょうが,やはり,関西圏以外の方が,異質な巻物にかぶりつく姿には,どこか違和感を感じます。
今年の節分も,北海道民らしく,落花生をまいて静かに過ごそうと思います。
子どものころからやっている「姿」が一番しっくりくるものです。
では。