こんにちは。
ヤクルトの村上選手が56号ホームランを打ちました。
三冠獲得とともに，偉大な記録が打ち立てられました。
さて，そんな村上選手ですが，しばらくホームランを打てず，不振に陥っていたようです。三冠を死守するため，打率を落とさないように一昨日の試合には欠場しています。最後はアップアップな状態での記録達成と言えるかもしれません。
不調の原因はプレッシャーだったのではないかと思います。
「打ちたい」，「打たなければ」という気持ちが強く，空回りしてしまったように感じています。野球の専門家ではありませんので，違う見方もあるのかもしれませんが，重圧が大きかったことは事実でしょう。
さて，受験が間近に迫っていますが，試験に臨む小中高生たちも，そんなに強いわけではありません。大きなプレッシャーがかかるはずです。
昨年も同じことを書いたと思いますが，落ちても大丈夫だ，心配ないと，安心させてあげることで，ご本人は本番で実力を存分に発揮できる可能性が高まるでしょう。
まして，落ちたら働きなさい，私立には行かせません，合格しないのは一家の恥だ，…などとご本人を追い込むのは逆効果でしかありません。
さらに，「自分は落ちたからクズ人間なんだ」と，劣等感を背負ってしまっている方も，実際にいらっしゃいます。これなども，家族から受験期に言われていた言葉が原因でしょう。
村上選手ですら，プレッシャーで実力を発揮できなかったのです。
親御さんたちの期待，あせる気持ちなども痛いほどよくわかりますが，どうか逆効果となるようなことだけは避けるよう，よくお考えいただくと，みなさんが幸せになれる可能性が高くなることでしょう。
では。
