志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

4番を任せつづける

こんにちは。

 

もっと大切なニュースはあるでしょうし,私自身もだんだんと食傷気味になってきてはいるのですが,連日野球の話題で持ちきりですね。

 

野球の話題で申し訳ありませんが,選手を信じて使いつづけた栗山監督の人間力が話題となっています。とくに,昨年の三冠王村上選手の起用についてです。

大会中は絶不調の村上選手でしたが,それでもずっと使いつづけた栗山監督がたたえられています。同時に,準決勝でのサヨナラ二塁打,決勝での同点ホームランと,最後は日本を優勝に導く活躍をした村上選手も偉大でした。

昨年は「村神様」などと称されていた村上選手ですが,今大会の活躍で,神様にまつわる神話が完成したように感じます。

 

さて,子どもたちも信じてあげることが必要です。どれだけ結果が出なくても,どれだけ約束を破ったとしても,どこまでも信じてあげることが必要です。

いずれ期待に応えてくれるものです。こちらがそれまで我慢する必要があるでしょう。

 

村上選手の場合には,大会の途中から4番打者を降ろされ,5番で出場していました。しかし,子どもたちの場合には,ずっとずっと4番で使いつづけるしかありません。親御さんにとっては,大切なご自分のお子さまでありますし,私にとっても大切な宝物なのですから。

周囲の大人たちの信じる気持ちさえあれば,いずれは必ずうまくいくものです。

 

実を言うと,今,おそらく宿題を写しているなあという生徒さんがいらっしゃいます。

勉強しようという気持ちがあるのですから,いずれはご自分で改めてくださるでしょう。この生徒さんのことも,信じて待ちつづけています。

 

こうしたことは,自分で気がつくしかないわけで,叱るなどして改めさせようとしても,かえってうまくいかないものです。

また,長期的に見たときには,勉強が嫌になってしまうとか,叱られないと何もできない子になってしまうとか,想像以上にデメリットも大きいです。

信じてさえいれば,自然と良い方向に向かっていくものです。

 

では。