志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

模試と同じ問題

こんにちは。

 

いつもえらそうに「復習しなさい」と書いているわけですが,私が高校受験生だったころはロクに勉強をしていませんでした。

1日30分か1時間の勉強時間でしたし,まったく勉強しない日も珍しくありませんでした。塾にも行かず,模試も受けたことがなく,過去問も一切やっていません。

もちろんテストの復習などやったことはありませんでした。

 

言い訳をすると,当時の北海道の高校入試は,学校の成績が取れていれば普通に合格できるような状態で激しい競争などなかったので2番手の進学校には合格できたのですが。また,学校の授業だけはしっかりと聞き,授業内で多くを理解していたことは事実でしょう。

 

その延長で悪い習慣を引きずり,かなり勉強をしていた高校時代もテストの復習はしたことがありませんでした。

これも言い訳をすると,マーク模試(センター試験形式のもの)なんかを受けても9割近く取れていたわけで,自己採点をして間違えた問題の答えを確認しておしまいでした。ほとんどできているので,また志望校のセンター試験の配点も低いので,復習する必要性を感じていなかったこともあります。

 

そんな状態が正しい学習姿勢とは言えないですね。痛い目を見ることになります。

大学入試間近,10月くらいから個別大学模試がはじまります。「〇〇大プレ」というような名前の模試で,その大学の本番の試験問題を真似して模擬試験が実施されます。

各予備校が予想問題とも言える作問をして,その冠されている大学の合否判定を行うものです。

当然ですが,問題は本番レベルで大変に難しく,50点を取るのも困難なテストです。

 

ところが私は,予備校の予想問題である個別大学模試すら復習をしなかったのです。理由は,模試の復習をやったことがないからこれもやらなかったというだけです。

当時,志望校の模試は3つありました。すべて復習していればものすごく力がついたでしょう。

本番,どうだったかというと,予備校にしてみればしてやったりでしょう。数学の試験で模試とほぼ同じ問題が出題されたのでした。

模試では,私はその設問は0点でした。見たこともないような問題で,二項定理を利用して解く整数の問題でした。答をちらっと確認し,こんな問題は出るはずがない,なぜなら見たこともないようなタイプの問題だからと,そのまま放っておいたのでした。

本番も,当然ながらその設問は白紙で出しました。

 

何か引っかかるものがあり,試験が終わった後もずっと考えていたのですが,帰りの飛行機の中で,模試と同じ問題であることと正しい解き方を思いついたのでした。

 

試験がすでに終わった方もいらっしゃるでしょう。また,試験直前という方も少なくないでしょう。大学入試であれば,来週の25日,26日が国立大学の前期試験ですね。

復習ができずに放置してあるものがあれば,それに手をつけてみると何かいいことがあるかもしれません。

また,苦手分野を1つか2つピックアップして,それを徹底してみるのもいいでしょう。

 

では。