こんにちは。
お陰様でたくさんの子どもたちと勉強する機会に恵まれています。私は一応は「塾の先生」という立場ですが,自分がエライとか,子どもたちよりも頭がいいとか,立場が上だとか,そうしたことは一切思っておりません。
ほんのちょっとだけ学校の勉強に関しては詳しいおじさんがいて,近所のそのおじさんが子どもたちの勉強を手伝っているという感覚でしょうか。
賢いのも学校の勉強という限られた範囲の中だけであって,頭の良さで比べても,生徒たちと私とでは,どんぐりの背比べだと思っています。
たとえば,私はおよそ1年前にスマートフォンを使い始めましたが,いまだに使い方がよくわかっていません。
そうした機器の操作ははるかに生徒たちのほうが詳しいです。子どもたちの中には,テレビを見ずにインターネットの動画コンテンツを楽しんでいる方もいらっしゃいますが,そういうものについても私はよくわかっていません。
つまりは,最新の情報通信技術に関しては,子どもたちのほうが私よりもはるかに優れているわけです。たまにスマホの使い方を教えてもらっているくらいです。まさに,子どもたちが私にとっての「先生」です。偉ぶれる筋合いなどありません。
さらにいえば,私が中学生の頃は,ほとんど勉強していませんでした。一番勉強しなかったのが中学1年生のときには,定期テストはほとんどぶっつけ本番でした。
子どもたちに勉強しなさいと言えるような「立派」な人間でもありませんね。
しかし,大人として,一応は勉強を教えている身として,最低限できることがあるものです。
子どもたちを信じてあげることです。
宿題をやってこない子も,勉強しますと約束したのにいつもさぼってしまう子も,もちろんがんばっている子どもたちも,どんなことがあっても100%信頼して信じつづけます。
それだけで,いずれ子どもたちは成長して成果を出してくれるものです。
子どもという存在は,信じてあげなければなりません。
そろそろ入試や定期テストの時期ですが,こちらの教室の生徒さんたちは,みなさん心配ありません。やることは伝えていますし,生徒さんたちもわかっているでしょう。信頼する子どもたちですから,がっばってくださるはずです。
では。