こんにちは。
先日,ある方が亡くなったと伺い,人の世ははかないものだと感じました。しかも,お若いのに亡くなった方がお二人もいらっしゃいました。
また,別の方が左遷されたとも伺いました。簡単にいえば,役に立たなかったのでしょう。諸行無常です。
この左遷された方ですが,私よりもずっとお若い方でした。
アルバイトだったのが,若さも買われて社員に昇格なさった方でした。
ちょうど,私の仕事をこの方が引き継ぐ形になったので,たまにアドバイスを差し上げていました。目立たないように,ご本人の知らないところで助け舟を出してあげたこともあります。しかし,がんこであまり人の言うことを聞こうとしません。
新入社ということで,はりきってお仕事なさっていたわけですが,まったく客観的な状況が見えていないようでした。
端的に申し上げると,アルバイトと同じ仕事しかしていないのです。それを嬉々として,会社の期待に応えていると勘違いしながら行っていました。
一度,あなたのやっていることは,会社が求めていることではない。アルバイトではなく社員なのだから,社員にしかできない仕事を求められている。このままでは,未来はないかもしれないよと,直接ご本人に話したことがあります。
すると,やはりそこは大いなる勘違いをなさっているだけのことはあり,「会社がそういう評価なら,自分は会社を辞める」とまでおっしゃって,憤慨されていました。
その後も一度か二度,今はこうすることが求められているから,ご自分で提案して実行してみてはいかがでしょう,と具体的にお話したものの,実行されることはなく,私も助けるのはやめることにしました。
その後,私が会社を去って行きましたので,どうなったのかは知らなかったのですが,つい先日,左遷されたことを知ったわけです。
社会人でも学生でもすべてに共通することですが,素直に他人の忠告を聞く方のほうが,圧倒的にうまくいきますね。
受験生のみなさんも,大人を頼って,素直にアドバイスを聞くようにすると成績が上がりやすいでしょう。
生徒さんたちの場合には,まだまだ子どもですから,大人を頼るのが難しい場合があります。少しだけ勇気がいるかもしれませんが,どんどん頼ってみてください。あなたが話しかけにくいと感じているだけで,お相手の方は大歓迎してくださるかもしれません。きっと相談してよかったと感じるはずです。
では。