こんにちは。
その昔勤めていた会社では,「社員1人が一日100円を無駄にしないだけで,莫大な利益が生まれます。」と,社長がお話なさっていました。
ざっくり計算すると
100円×250日の出社で2万5千円が,社員1人が一年で節約できる経費で,仮に社員が1千人だとすると,実に2千5百万円になります。
東京だと乗換の方法がたくさんあり,ちょっと歩くけれど安い電車で行ったとか,ボールペンや消しゴムをなくさないとか,カタログを雑に扱ってボロボロにしないとか,会社勤めしていると,(どうせ会社のお金だし)と思って,ついつい無駄遣いをしてしまいがちです。そうしたことを社長は諫めたのでしょう。
自分自身の現状を振り返ってみると,個人経営の学習塾ですので,何かを無駄にすると,そのまま自分のお金が減ったことになります。
コピーや印刷を間違えただけで1枚につき5円(紙代とインク代),教材を間違えて発注したらそのまま使用できずに数千円の損,お手紙を書き損じても紙代や封筒代を捨てたのと同じ,…と,考えればきりがありません。
そそっかしいので,しょっちゅう無駄にしてしまっているのですが,自分のお金だと考えると,会社勤め時代と違ってそれなりの痛みを感じるわけです。
この小さな無駄ですが,積み重ねると莫大なものとなるでしょう。
何が言いたいのかというと,時間についても同じことが言えると想像してみてほしいのです。ふだんの生活の中で,すきまの時間はものすごく多いはずです。
入試までの残された期間はあとわずかです。
年明けには,時間が欲しくてたまらないという受験生も,つまりは焦っているわけですが,たくさん出てくるものです。
今からでも,少しずつのすきま時間をなくすこと,活用することを考えれば,その積み重ねは莫大な差となっているかもしれません。
何となくテレビを見て過ごす時間,学校の休み時間,スマホを目的なしに使っている時間,…時間の無駄は,意識を変えることで簡単に減らせそうですね。
では。