こんにちは。
40代半ばとなりましたし,ほとんど勉強の時間も取っていないのですが,将棋が上達している時期だという実感があります。
勉強していないといっても,5年前と比べれば,格段に将棋にかける時間は多くなりました。また,札幌に来て環境が変化したことも良い影響があったのでしょう。
おそらく,ものすごく攻めを磨けば,自分の将棋が一段階進化して,一つ上のステージ,前道大会でもそこそこ戦えるくらいにはなると思っています。
しかし,そうするためには一度自分の将棋を全部ぶち壊して,一から構築し直す必要があります。今まではどちらかといえば守り中心のバランスの良い将棋だったわけです。今までのやり方を否定して,新しい境地を拓けば,必ず強くなるという確信もあります。
ですが,そこまで時間と労力,それから強靭な精神力も要求される作業をやりたくはありません。したがって,将棋は強くならないでしょう。つまりはそこまでして強くなりたいとは思わないですし,他のことに時間を使いたいわけです。
さて,ちらほらと中学3年生たちが,中体連が終わって部活引退となっています。
多くの子たちは目の色が変わって,これからは受験勉強をがんばるぞという気持ちになっていることがわかります。
高校入試の場合には,半年間がんばればどうにかなるものです。
必ずできると信じて,最後まであきらめずにがんばってほしいです。
一方で,そうはならない生徒さんも,毎年毎年たくさん見てきました。
私の将棋の場合でも,強くなりたくないし,努力をしないこと,今のままで楽しみつづめることを選びました。勉強に対してそうした選択をするのもまた立派な生き方でしょう。
残りの中学校生活をどう過ごすのか,それは生き方の問題ですから,どんな道を選んだとしても正解です。
しかし,もしも希望の学校に向けて立ち向かっていきたいのであれば,全力でがんばってみてください。
私にしても,趣味に時間をかけるより,仕事に生きがいを見出しているわけで,生徒さんたちががんばってくださることが,何よりの幸せだと感じているわけです。
納得のする道を選べば,たとえ失敗したとしても,何かしらの大きなものは手に入れられるはずです。
では。