こんにちは。
文章を書くときに,何を漢字にして,何をひらがなにするのか,迷って考えながら書いています。このブログでも,ある単語が漢字表記のときもあればひらがな表記のときもあるなど,「揺れ」は多いと思います。
それでも,昔から統一しているのが形式名詞「とき」,「こと」の表記で,これは必ずひらがなにしていると思います。
そして「続く」もかならず「つづく」とひらがな表記しています。
「つづく」のほうが,ずっと「続いて」いくようなイメージの字面で,こちらのほうがしっくりくるのです。
先日,本を読んでいて気がついたのですが,どうやら宮本輝氏も「つづく」とひらがな表記を用いているようです。本当かどうか,同じ小説の他の箇所,他の作品も調べてみようと思っています。間違えていたら,ごめんなさい。
まったく記憶が定かではないのですが,学生時代にもっとも愛読した作家さんが宮本氏ですので,どうやら当時の私が真似をして「つづく」表記を用いるようになったのではないかと思うのです。
それで,使いつづけているうちに,ひらがなのほうが自然となり,さらに年月が経って真似をしたことも忘れてしまった。どうやら,そんな経緯ではなかったかと思うのです。
いずれにしても,漢字にするかひらがなにするか,そんなことにも頭を使います。それだけ言葉に対する感性が鋭くなっているということでしょう。
書いて表現してみると,言語生活が豊かになっていくのでしょうね。
では。