こんにちは。
昨日の読売新聞に,「[再考 デジタル教育]<上>教科書「紙」に回帰…スウェーデン 端末重視で学力低下 」という記事が出ていました。
有料記事なので,会員登録しないと読めませんが,リンクを貼ります。
記事へのリンク
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20241022-OYT1T50029/
簡単に要約すると
「2006年から教育のデジタル化を推進したスウェーデンで,子どもたちの学力低下が見られたため,「紙」の教科書へと戻したところ,学習効果が上がっている。」という内容です。
デジタル教科書については,このブログでも何度か触れています。
過去記事「紙への回帰」
https://shigakuseminar.hatenablog.jp/entry/2024/03/23/140340
「紙」の教材を使いつづけること,デジタル教材は一切導入しないことを,私は明言していましたが,エビデンスが示されて安心しています。
アナログな手法で授業を行う私の教室ですが,古くて新しいということなのでしょう。
スウェーデン以外の国でも,デジタル教材をやめて「紙」の教科書へと転換する国が増えていくように思います。
日本の教育ですが,いつも周回遅れのように感じます。他国がデジタルで失敗し出した頃に,やっと周回遅れでデジタル化を進めていっています。
また,生徒に一台ずつ配布されているクロムブックにしても,これをどのように活用するのか,活用することによってどのように学力が上がっていくのか,まったくヴィジョンが描けていないように感じます。利権も絡んでいるからでしょうが,端末を配布したことだけで目的が達成されたように錯覚しているのではないかとすら思われます。
特別な事情がある場合には,デジタル教材は有効でしょうが,そうでない場合には,よほど注意してデジタル教材を使用していく必要はありそうですね。
では。