志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

模試の判定

こんにちは。

模試の判定の話です。
一言でいうと,まったくあてにならない場合も多いです。
もちろん,信頼度が高い場合もありますよ。
あてにならないといっても,相関が高くないと感じるだけで,一定程度の相関はありますよ。
そういう前提で読んでください。
合格ラインを大きく上回っている方,逆に大きく…の方は,模試の結果を信用して大丈夫です。

たくさんの生徒さんを見ている…
「あれ,この子はこんなにはできないはずなのに模試の成績がいいなあ」と感じる子。
「この子が毎回,模試では良い結果が出ないのは不思議だなあ」と感じる子。
そういう子たちが一定数います。
状況は人それぞれで一概には言えないのですが,
指導している側の感覚が当たっていることがほとんどです。

つまり,この子は模試ではA判定をずっと取れているけれど,
そこまでの力はないよなあ,というような子は,残念な結果に終わることが多いです。

理由ですが…いろいろと考えられます。
1つには,模試の問題と本番の問題の乖離があるかと思います。
模試よりも本番のほうが歯ごたえのある問題が出る場合に,
この子は本番では得点できないだろうな,という子が模試ではよい成績を残す場合があります。

勉強のできる子に,多くは当てはまることですが,
最後はご自分の感覚が一番正しいと思ってください。
判定でいうと「B判定~D判定」くらいの場合ですね。
Bでもダメだと思ったらダメなことが多いですし,
Dでもいけると思ったら合格することが多いです。

根拠のない自信であってはいけないのですが,
ご自身の感覚も信じてみてください。
勉強計画においても,ここを強化すればより合格に近づくな,とか,
この部分は捨てて,ほかで得点できるようにしよう,とか,
この苦手は本番までにつぶせるし,ここで大きく得点アップできるな,とか,
そういう感覚を大切にしてください。

受験校を選ぶときにでも,
B判定の1つ下の学校より,D判定の本命校のほうが自分に相性のよい問題が出るし,
過去問を解いても,本命校のほうが合格ラインを超えやすいぞ,ということもあるでしょう。

繰り返しますが,根拠のないもの,過信ではだめなのですが,
しっかり勉強された上での判断であれば,正しい場合が多いです。
ご自身の感覚を大切になさるといいと思います。

では。
がんばってください。