こんにちは。
子どもたちに勉強をしてもらおうと,
参考書であるとか,勉強に関係する本であるとか,
子どもたちに買い与えることもあるかと思います。
勉強以外でも,子どものためになると思って何かを与えることはあるかと思います。
何かの習いごとをさせてみるとか,最近だと将棋ブームですので,将棋の盤駒を与えてみるとか。
小さなお子様だと,親御さんがいろいろと与えてみないと何もはじまらないですね。
ただ,ある一定の年齢になると,「与えられたもの」ではまったくうまくいかなくなることがあります。
全部が全部というわけではないですが,
子どもたちが成長するにつれて,そうした傾向は強まっていくように思います。
親から与えられたものには,子どもたちが見向きもしなくなることがあります。
私の場合だと,中学時代にまったくマンガを読まなかったので,マンガを買い与えられたことがあります。
(あまり教育熱心な親ではありませんでした。)
マンガですら,興味を示すようにはなりませんでした。
小学校高学年,中学生,高校生の勉強でもそうですね。
勉強しないから,子ども「塾」に行かせることは多いです。
これも「塾」は与えられたものですね。結局は,うまくいかないことが多いように思います。
自分でやりたい,がんばりたいという気持ち,主体性がないと,
どんなことでもうまくはいかないのでしょう。
勉強に限らず,スポーツでも文化的な芸事でも,それは同じだと感じます。
塾に「行かされた」子どもたちですが,
・行きたくないの無理やり行かされている
・親に怒られるから来ているだけ
・自分で行こうとしたわけではないから,勉強をがんばれなくても自分には責任がない
などと考えがちです。「与えられたもの」だと有難味も感じていないでしょう。
これでは成績が伸びるはずかないですね。
一言,フォローをすると,
行ってみたら勉強が楽しかったと,成功する例も確かにありますよ。
では,まったく勉強をしないし,成績もよくないし,勉強が嫌いな子どもはどうすればいいのか?
私自身の考えですが,子どもたちが幸せになれば,それが一番だと思っています。
勉強をすることが,必ずしも子どもたちの幸せにつながるとは限らないのではないかと思うのです。
誤解があるといけないので,このあたりのことは,そのうち書こうかと思います。
そうはいっても,やはり勉強をがんばってほしいと子どもに願う方が多いと思います。
その場合ですが,「自分で決めたんだ」という味付けをしてあげて,
「与えられた」という部分を薄めてあげる工夫をしてみてください。
塾を選ぶときに,いくつかの塾の体験を受けさせて,
子ども本人にどの塾に行くか決めてもらうとか。
〇曜日の×時~△時は勉強の時間だと決めてもらって,その時間は必ず勉強してもらうとか。
少なくとも親が一方的に決めることだけは避けるといいでしょう。
相談して,最終的には子ども本人がそれを選んだ形にもっていってあげてください。
もう少し時間的に余裕(受験までの時間)があるのであれば,
いくつかの選択肢を示してあげて,自分からやりたいというまで待つということもできます。
ここでも,大切なのは子どもたちを信じることです。
信じて任せていれば,主体的にできるようになっていくでしょう。
では。