志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

作文チキチキレース

こんにちは。

作文の苦手な子は多いと思います。
作文のきちんとした書き方を学校で教わらないことが1つの原因かも知れません。
つまりは,文章の書き方について教わってはいないですね。
たとえば,句点「、」の正しい打ち方をご存じの方は多くはないと思います。
私もよくわかっていません。さらにいうと,これを小学校で教わったという方は稀有ではないかと思います。
こういうことこそ小学校で教わりたかったと今では思っています。

作文が苦手な子が楽しく作文が書けるようにと創られたゲームがあります。
「作文チキチキレース」といいます。
北海道の国語の先生が創られたそうですが,詳しくは,インターネットで検索すると出てくると思います。

どういうものかというと,私が授業で使用しているテンプレートがありますので,
それをご覧になっていただくと理解が早いかと思います。

イメージ 1

念のため,pdf版もアップいたします。営利目的での使用はお断りさせていただきますが,個人で使用される分にはどうぞご自由にお使いください。オリジナルの作文チキチキレースがどのようなものか正確にはわかりません。
私なりにアレンジした仕様になっております。

字数制限ピッタリに収まるように,
また,制限時間内に書き終わるように,
何でもいいからテーマにあった文章を書いてみよう,というものです。

小学生にやるのであれば,3回戦の100字が3分くらいの時間からはじめて,慣れてくるにしたがって制限時間を短くするとよいでしょう。
ゲーム感覚で楽しめて,今まで作文に抵抗があった子でも,少しずつ書けるようになっていきます。
はじめは,「好きな食べ物」とか,「今日,学校であったこと」とか「好きな動物」とか,簡単なテーマで行うといいでしょう。
また,苦手な子には,とにかくほめることが大切ですね。少しだけでも書けたというだけで,それをほめてあげると,ゲームで楽しいということもあり,どんどん書いてくれるようになります。

このゲームですが,塾のクラスがスタートした春先にやってあげていました。
書いた後に,みんなで交換して互いの作文を読んで感想を伝えるようにしています。
交流の時間をつくって,クラスのみんなが早く仲良くなれるようにという配慮です。

受験生に対しても,有効な場合があります。塾で扱うのも公立中高一貫校のクラスです。
公立の中高一貫校を受けるのであれば,作文がある学校が多いと思います。
また,多くの場合は時間がシビアな試験であると思います。
短時間でも内容のある文章を書く練習となります。(もちろん,これとは別に本格的な作文の練習は必要です。)
私の教室のある札幌市にも,札幌市立開成中等教育学校があり,その対策にも有効です。
他には,字数の感覚や時間の感覚をつかんでもらう目的もあります。
50字,100字というのは案外短く,100字でも5文くらいしか書けないことがわかるでしょうし,2分あれば,100字程度は十分に書けるぞ,ということもわかってくれます。

ゲームばかりではいけませんが,
とくにクラスがスタートしてばかりのころは,楽しんでもらう工夫,馴染んでもらう工夫,クラスが早く仲良くなってくれる工夫をしていくのが必要だと考えております。

では。