志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

卒業文集

こんにちは。

 

小学生の子が卒業文集を書いていました。

自分はどんなことを書いたのだろうと,小学校の卒業アルバムを見てみました。

 

まず,最初に驚いたのが,自分が卒業文集の編集委員だったことです。そんな記憶はありませんでした。文集を見て,そういえば…と,おぼろげに思い出しましたが。

私は,中学でも卒業アルバムの制作委員でした。こちらのほうはよく覚えています。

なんと,小・中と,卒業アルバムを作ったことになります。

 

クラスのみんなが将来何になりたいか,ランキング形式で載せられたものがありました。「サッカー選手 〇人,医者 〇人」のように載せられています。誰が何と書いたのかはわかりません。ただ,その中に「考古学者 1人」というのがありました。

これを書いたのは間違いなく私でしょう。

小学6年生のときに社会科で歴史を勉強し,歴史がすごく好きだったことを覚えています。「歴史学者」と書いていないのは,よくわかっていなかったからです。

 

1人ずつ,「小学校の思い出」という短い作文を書いていました。

私は,修学旅行で行った登山のことを書いていました。しかし,この作文が何とも自分らしい内容でした。

公立中高一貫校を受検する小学生の作文指導をずっとやっていたわけですが,ダメな作文の典型みたいでしたし,そういうのを書くのが自分らしいとも思いました。

 

一言でいうと,思ってもいないことを,こう書けば大人たちが感心するかなと小学生が考えそうなことばかりを書いています。

30年前に小学生の自分が書いたものなので,すごく客観的に読むことができますが,「おいおい,こんなこと思っていないだろう。」と,書き直しを命じたくなります。作文の内容に,深みがなく,伝わってくるものがまったくありません。

 

優等生として振舞おうとしていた当時の自分のことを,少し滑稽にも感じながら思いだしました。

中学の卒業文集の編集委員になったのも,中3前期に代表委員だったからです。前期代表委員がそのままアルバムの編集もすることになっていました。

そんな少年だったわけです。

 

もうちょっと気楽に生きようぜ,とでも,小中学生の自分に声をかけたくなりました。

 

では。