こんにちは。
冬休みも後半戦に入ります。宿題の進捗を確認して,たくさん残っているようであれば,計画を立ててがんばらなくてはなりません。
さて,ある中学校で「俳句を詠む」という宿題が出されています。これには生徒さんたちが苦労することは想像に難くありません。
私が学生の頃だと,作文もしくは読書感想文の宿題がありました。これが一番大変でしたね。
うまくできない理由は簡単でしょう。どいうものが良い俳句,作文なのか,どうやって俳句を詠むのか,作文を書くのか,学校では教わらないからです。
冬休み
俳句の宿題
爆発しろ
中学生のみなさんの正直な気持ちは,こんな感じではないでしょうか。
中学のとき,国語の授業で俳句を詠んだことがあります。当然ですが,みんなどのように作っていいかわからず,いたずらに時が過ぎていきました。
このとき,隣の席だったのが,ご家庭に問題があるそうで,勉強も苦手な同級生でした。ふと,そちらを見てみると,ノートにはこう書かれていました。
腹減った
ああ腹減った
腹減った
朝食も食べていなかったのかもしれません。勉強が苦手で授業もほとんどわからなかったでしょう。そんなときに,俳句を詠むという厄介な授業。腹減ったなあ,早く給食が食べたいなあ,と考えながら,ただただ時が過ぎていくことを待っていたのだと思います。
この同級生ですが,おそらく他の授業でも,同じような状態だったでしょう。時が過ぎていってほしい,勉強はわからないしどうでもいいと,待つことしかできなかったと思われます。
違う形で教育が提供されていたとしたら,この同級生も学校を楽しめたかもしれません。さらには,全国の小中学校には,同じような状態の子どもたちもたくさんいらっしゃるでしょう。それぞれにあった教育が提供されるべきですね。
いずれにしても,教育の敗北であると感じます。
では。