こんにちは。
おかげさまで生徒さんが増えてきました。
昨日は,中学2年生の方が冬期講習にお申込みしてくださいました。
ありがたいことです。
さて,中学2年生にとっては,あと1年3か月が入試までに残された期間です。
あっという間に過ぎてしまい,できることは多くはないとも考えられますし,逆に1年以上あるのだから,もっともっと上を目指せるぞと考えることもできます。
どちらも正しいでしょう。気持ちの持ちよう,自分自身が受験と向き合う姿勢によって,その1年強の期間の価値や意味合いは異なってくるでしょう。
結論から書きますが,今の実力より2ランク上の学校であれば,普通に目指すことができます。もちろん,もっと上を目指すこともできます。ただし,そこまで急激に成績が上がることは稀です。すべてを勉強に費やす覚悟があれば道は拓けるかもしれません。
まず,公立高校を目指すのであれば,内申点の問題が出てきます。
幸いなことに,中2の最後の定期テストがまだ残されています。内申点を上げるチャンスですね。少し脅すと,ここで内申点を上げられなければ,可能性は少し,しかし確実に減ることになります。ぼーっと過ごしていると,あっという間に時は過ぎ去ってしまいます。早めに動き始めることも重要ですね。
東京都では,中学3年生の内申点しか入試に関係がありません。ただし,中2の今のうちからやる気を見せておけば,中3でグンと上がる可能性が高まるでしょう。一度できあがった人の印象というのはなかなか変わりません。中3からがんばっても内申点が大して上がらないことも少なくありません。
勉強の面でも,中2で学習する「一次関数」と「合同」は,中3の「二乗に比例する関数」と「相似」につながっていきます。入試では,関数と図形がかなりのウェイトを占めます。どちらもつまずく子が多い難しい単元なのですが,今がんばっておくと,中3になっても理解が進むでしょうし,入試まで数学は心配ないでしょう。
また,英語では「受動態」を習い,過去分詞形が出てきます。暗記事項も多くなってつらいところです。「比較」なども出てきて英語が急に難しくなります。数学と同じく,こちらもがんばりどきです。
さらに,これはかわいそうなことなのですが,勉強をがんばりはじめてから成績が伸びてくるまでには半年くらいかかることがあります。入試までのスケジュールを考えると,早めにはじめることがすごく大切になるわけです。
中2の冬休みというのは,年が明ければ受験学年にもなりますし,入試を意識してアクセルを踏み込むには絶好のタイミングでしょう。
ぜひ,2ランク上の学校を目指して,がんばってみてください。
では。