志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

「先生」らしく

こんにちは。

 

学校の先生の多くは「先生」らしく振舞っていらっしゃると感じます。

これは,いい意味でも悪い意味でもです。

自分を立派な人間のように飾り立てているようなところや,生徒に対して自分は一段上の人間であると誇示しているようなところがあります。

教育上,こうすべきだという考え方もあるでしょうし,十分に納得できるものです。

 

塾の先生になると,やはり多くの方は「先生」らしくしていらっしゃると思いますが,そうではない方も少なくないように思います。「えらそう」にしていたほうが,教室運営や営業には便利なのかもしれません。

私はどちらのタイプなのかというと,完全に後者です。

そもそも,自分がえらいとか,生徒たちよりも自分のほうが「上」だとか,そんなことは一切思っていません。「先生」と呼ばれること自体が,なんだかくすぐったい気持ちになります。

近所に頭のいいおじさんがいて子どもたちに勉強を教えている,そんな感じが理想です。「先生」というよりも「にしさん」と呼ばれたほうがしっくりも来ます。

「頭がいい」といっても,全宇宙の事象に比べれば,私も生徒たちも知らないことばかりであり,私と生徒たちとの間にも大差はないと思っていますが。

 

先日,禁煙のお店で,餃子とビールが楽しめるところを見つけたので入ってみました。

お客さんと店員さんがワインのお話をされていました。

店員さんが買ってきたワインが「ジョージア産」とのことで,ジョージアってどこだろうという会話の流れになっていました。

 

最近では,居酒屋で店員さんやお客さんと話したりはしないのですが…

このときは,「ジョージアってアメリカじゃないの」ということをどなたかがおっしゃり,「きっとそうだね」という結論に落ち着きそうになったので,ジョージアの名誉のために訂正してきました。「旧ソ連中央アジアの国で,相撲取りの栃ノ心の出身国でもありますよ。」と。

 

すると,お店の女性から,「先生みたいですね」と言われました。

確かにそうなので,驚いたのと同時に,もうこの店に来るのはやめようと思いました。

職業を知られると,居酒屋でも先生,先生と呼ばれることはあるのですが,私にとっては居心地がよくはないのです。

 

では。