こんにちは。
近所の中学校では,2月15日から学年末試験がはじまります。
3学期の成績が入試の内申点に関係しますし,3学期は1年間の総合成績がつくわけです。
中1だと勘違いなさっている方もいらっしゃるかもしれません。3学期のテストで100点を取ったとしても,1学期と2学期の成績が良くない場合には5はつきません。あくまで1年間の総合成績が3学期の内申点です。
こうしたことも含めて生徒たちには次のように話しています。
内申点を最大化できるように考えて勉強をしなさいと。
勉強時間というものは貴重な資源でしょう。
その資源をどこに投資するか,それはよく考えなければなりませんし,投資の効果も最大化したいです。
たとえば,次のような考え方が成り立ちます。
1学期の数学が4で,2学期の数学が5だったとき,しっかりとがんばれば3学期の数学を5にできるでしょう。1学期と2学期で内申点が異なる科目はがんばるべきです。
逆に1学期も2学期も音楽が4だったとします。実技科目は評価に占めるテスト割合も高くはないですし,1年間の総合成績が3学期につくことを考えれば,どんなにがんばっても,また多少手を抜いたとしても,3学期もそのまま4である可能性が高いです。あまり資源を投入すべきではないことがわかります。
他にも,たとえば,1学期のテストが68点で評定が3,2学期のテストは67点で評定が3だった場合,75点くらい取れば4になるかもしれません。
逆に,1学期が70点で4,2学期が45点で3だったとき,この科目は4を取るのが難しいかもしれません。3学期が80点でも4がつくかどうかは怪しいです。
もちろん,全部の科目で最善を尽くしてほしいのですが,現実にはそれは難しいことが多いでしょう。
より多くの時間をかけるべき教科を選び,その科目ではしっかりと得点して内申点を上げてほしいと願っています。
中学時代に「5に近い4です」「4の中では1番です」と言われつづけた私は,こうしたことがうまくできていなかったわけですが。
では。
あと2週間,テストに向けてがんばりましょう。