こんにちは。
今日も将棋が大きなニュースになっています。
現在のところ藤井総太棋聖が優勢ですので,最年少二冠,最年少八段の誕生が,今夜には大きく報じられる可能性が高いでしょう。
仕事中ではありますが,ちらちらと将棋を見ています。授業もなく,生徒さんも来ていないのでそんなこともできるのですが,ほめられたことではないですね。
さすがに少人数で行っている今の教室ではないですが,以前にいた塾では,授業中にマンガ読んだりスマホをいじったりと,集中していない生徒が稀にいました。
私が将棋を見るのと同じですね。やはり楽しいのでしょう。気にもなるのでしょう。気持ちはわかります。しかし,当然ですが学習効果のほうは甚だ疑問ですね。
「リビングで勉強することも効果的だ」といった主張を見かけることがあります。
常識的に考えてください。毎日ずっとリビングで勉強していて,果たして学習効果は上がるでしょうか。
隣でご家族が家事をしているかもしれません,ご飯を食べているかもしれません,はたまたテレビを見たりゲームをしたりしているかもしれません,…気になって勉強どころではないはずです。
私がちらちらと将棋を見ているのと同じです。しかし,私の場合には,やるべき仕事がすでに片付いていて,なおかつ個人事業主であるので,1日くらいはそんな日があってもいいでしょう。
毎日,ながら勉強をしているというのとはまったく違うわけです。
自分に都合のいい意見だけを聞いて,都合よく解釈して,それで実行しようとしてはいけないですね。
長時間の勉強をしていると,やはり疲れてきますし集中力も切れてしまうことがあります。息抜きに,30分だけリビングで軽めの勉強をしたとか,漢字の練習はひたすら書くだけで疲れるのでリビングでやったほうがはかどるとか,そんなことはあるでしょう。
このようなことを短くまとめると「リビングでの学習も効果的」という見出しとなり,中身をよく考えずに曲解すると,なんでもかんでもリビングで勉強しよう,悪くいえばサボろうと考えて,楽なほうに流れてしまいます。
重ねて言いますが,常識で考えてください。ちょっとした息抜きは別として,リビングでながら勉強をして集中できるはずがありません。
もしも,どうしてもリビングで勉強をする必要があるのなら,テレビは消して,一緒にいるご家族も静かに本を読むであるとか,そうした協力は必要になるかと思います。
では。