こんにちは。
コロナ感染への不安から，自主的に学校をお休みする児童，生徒が少なくないようです。新聞やテレビでも報道されるようになりました。
難しい問題ですので，一律にどうするのが正解であるとは言えないでしょう。以前に私も自主的に学校をお休みすることを検討すべきであると記事に書きましたが，実際にそのようになさった方もいらっしゃるわけです。
通う方もお休みされる方も，ご家庭とご本人のその判断は尊重されるべきでしょう。しかし，報道に対する世間の反応を見ていると，お休みすることでさらなる問題が生じはしないかと心配しております。
自主休校に対して，思いのほか非難する声が多いように感じています。以前には，「自粛警察」なるものが現れて迷惑行為を働いていましたが，「みなと同じようにすべきである」という同調圧力みたいなのが常に働くのが日本社会の嫌なところですね。自主休校を非難する声も，根は同じだと思います。
やむを得ない事情があり，熟考された結果，お休みすることを決めた方がほとんどでしょう。ご家庭に基礎疾患のある方がいらしたり，ご本人が何らかの疾患を抱えていたりするのかもしれません。精神的に参ってしまっていて，とても学校に通える状態ではないのかもしれません。
そうした個々の背景を考えようとせず，非難するのはどうかと思いますし，いじめなどにつながらなければいいなと心配しております。
本来であれば，学校をお休みされている子どもたち対しても，学習の機会均等は保障されるべきでしょう。
登校するのか，オンラインなどで教育を受けるのか，選択制のような学校教育の姿が理想であると思っています。
コロナを機会に，教育についても様々な議論が行われて深められていくでしょう。個々の子どもたちに合わせて柔軟に学べるような体制に近づけばいいなと願っております。
では。
