こんにちは。
学校の休校が長くなり,一部の学校では映像授業やオンライン授業が行われているそうです。
先日,報道番組でもその様子が放送されていました。
学校がお休みで先生方は暇なのではないかと考えていらっしゃる方も少なくないと思います。私も学校の先生ではないので,実際にはどうなのかわかりませんが,いつも以上にお忙しいのかもしれません。
テレビを見ていると,映像授業を作成する公立の学校の先生方は,個人の持ち物(スマホなど)を使って映像授業を作成していらっしゃいました。
業務に個人の所有物を使用するというのは,厳格なルールで運用されいる民間企業であれば,処罰の対象となってもおかしくないことです。ルール違反であることは間違いないでしょう。
こうした状況の中で,なんとか子どもたちに学習の機会を提供しようと努力されている先生方には感謝と尊敬の気持ちをもちます。批判するのは酷でしょう。
しかし,国で何とかすることはできないのかと,もどかしい気持ちにはなりました。
たとえば,映像授業を撮るための機材を買う予算をつけることもできます。現実的にそこまでお金はないのでしょうが。
さらに,映像を作成されている方に対しては失礼ですが,所詮は素人が作成した動画です。本当に授業を代替できるような素晴らしいものが作れるかというと,そうではないと思います。
文科相が中心となって,全国一律に使用できる映像授業を作成し,インターネットで配信することはできると思います。これなら,質の高いものが,ほぼすべてのご家庭に提供できることになります。通信環境のない方には何らかの援助が必要であるものの,個々の学校で作るよりもはるかにいいはずです。
先生方は,電話で相談に応じたり,宿題を郵送してもらって確認したり,サポートに時間を割くことができます。
3月に休校になってからすでに2か月が過ぎています。
この間,国は何をしていたのだろうかと,不信感と憤りも感じています。
おそらく6月からは学校が開始されるでしょうが,まだまだ迷走はつづきそうだと危惧しています。
では。