志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

20年前の窃盗

こんにちは。

 

先ほど,近くのスーパーでマスクとお茶を買いました。マスクはいつも買っている10枚入りの不織布マスクで,328円と表示されていました。それを2つとお茶をもってレジで精算すると,レジの方から予想外の金額を提示されました。

「505円です。」と。

 

328円×2とお茶が65円なので,税を入れると800円くらいだろうなと,千円札を用意しているところでした。

 

確認してみると,328円と表示されていたマスクが198円になっています。さらに,そのマスクはいつも買っているもので,いつも328円です。

これはお店が間違えたのだろうと,店員さんにマスクが表示されていた価格よりも安くなっていますと伝えました。

もちろん,きちんと正しい高い値段で支払うつもりでした。

「あとで確認しますね。そのままでいいですよ。」と,ご厚意?をいただいて,結局は安いままで買い物を済ませました。

 

スーパーのシステムには詳しくないのですが,バーコードの登録ミスか何かだったのでしょう。次のお客様からは正しい金額に直されていると思います。

安く買えたのは幸運です。しかし,しめしめと思って,相手のミスを伝えずにそのまま買い物を済ませようとするとか,そうしたこすいやり方はしたくありませんし,絶対にやらないことにしています。

つまらないことで不正をしては,多少は得したとしても,知らないところでもっと大きなものを失っている可能性はあります。

あまつさえ,今のうちにと考えて安くマスクを買いだめするとか,そんな汚いことは決してしたくはありません。

 

大学生のとき,スーパーで6缶パックの缶ビールを買ったときのことです。店員さんが間違えてビールの缶についているバーコードを読み取らせたため,1缶分の値段としてレジに打たれました。私はそれに気がついたものの,知らないふりをしてそのまま買い物を済ませました。

帰宅後,さすがに良心の呵責に苛まれ,このままでは寝覚めも悪かろうと,スーパーに差額を支払いますと電話を入れました。

「こちらのミスなので受け取れません」とスーパーからは言われました。

 

倫理的にいけない行いであったと,今でも心に引っかかっています。それだけでも,ビール5缶分の値段の何倍も損をしていると思います。不器用であっても,正しくありたいものです。

 

では。